木製食器の魅力
インスタやおしゃれなカフェで目にするテーブルセットには、よく木製の食器が登場しますよね。
最近はオシャレなバーやレストランでも木製の食器をよく見ます。
シンプルな食事もなんだかおしゃれに見せてしまう木の食器は、軽くて丈夫なだけではなく、パスタやご飯、サラダなどいろいろな料理に自然になじむとても優秀なアイテムです。
また、プラスチックゴミの環境問題を考えて、プラスチックのカトラリーの代わりに木製の使い捨てカトラリーを選択するお店も増えています。
石油から作るプラスチックと違って、木は水と二酸化炭素によって成長し使用後に廃棄しても自然に戻るエコな素材だからです。
とくに繰り返し使え、食器洗浄機などで使える木製食器に魅力を感じるお店は多いようです。
このコンテンツでは今大注目の木製食器の特徴や注意点、気楽に使える木製食器を考察します。
木製食器の特徴とは
わたしたちが普段使う食器は、陶磁器、ガラス、金属などでできています。
例えばご飯茶碗は陶器、おかずのお皿は磁器、スプーンやフォークなどのカトラリーは金属、というように使い分けられています。
そんな中、一般家庭で木製の食器が使われているのは汁椀くらいかもしれません。
小さなお子さんのいる家庭では、プラスチックのお皿が必需品です。
最近はプラスチックもきれいなものが多くて、食卓で使用してもあまりチープな感じがしなくなっています。
このように食器棚のなかでは少数派である木製食器ですが、木製食器を使うことにはいろいろなメリットがあるようです。
木製食器の長所(メリット)とは
木のぬくもりを感じられる
昔から木に囲まれて暮らしてきた日本人は、木製食器を見るとなんだかほっこりした気分になったり、自然のなかで食事をしているような温もりを感じるようです。
とくに無機質なものに囲まれている現代だからこそ、なお更のこと木製の食器を手にしたときその柔らかさや温かみを敏感に感じるのかもしれません。
木製食器は、木の種類によって色や重さ、肌さわりが違って一つとして同じものはありません。
このような個性のあるものを手にすると、大切に使おうという愛着がわいてくるものです。
とくに小さい子どもは毎日手にする身近なものに興味を持つものですから、食器やおもちゃなどを通して木に親しむことで自然に興味を持ち、物を大切にする意識が育つという影響があります。
木のリラックス効果
ストレス解消にはいろいろな方法がありますが、日本発祥の森林浴はそのまま「Shinrin-yoku」として欧米で広まりつつあります。
自然の中に行くとなんだか癒される、というのはほとんどの人が知っていますが、実際どんな効果があるのでしょう?
最近の研究では、森林浴をすると都会でウォーキングをするよりも血圧や心拍数が下がることが分かりました。
でもこの効果、森の中に行かなくても、手や足で木に触るだけでストレスを感じやすい脳の前頭前野が沈静化し、副交感神経が優位になることが実験で観察されています。
(森林総合研究所より)
食事の時に木製食器を使うと、このような目で自然を感じられ、そしてイメージすると似たようなリラックス効果を得られるのかもしれません。
木製食器は軽くて割れにくい
木製食器は陶器やガラスの食器と比べてかなり軽いので、運んだり後片付けするのが苦になりません。
木が軽いのには理由があります。
木材を顕微鏡で拡大して見ると、なんだか段ボールのようにたくさんの隙間が規則正しく並んでいるのが見えます。
つまり木の半分以上は隙間が空いていて、この隙間のおかげで木は体積の陶器や金属と比べてかなり軽いのです。
また、木製食器は落としても陶器やガラスのように簡単には割れません。
木製食器を落としたりぶつけてしまっても、ガシャンと耳障りな音がしない、木は本当に人間が生活するのに優しい素材です。
木製食器には断熱・保温効果がある
前述したように、木は隙間がたくさんあいた構造になっているため、熱の伝導性が低いという特徴があります。
そのため熱いものを入れても冷めにくく、さらに器も熱くなりにくいというメリットがあります。
よくあるのが、スープボールに熱いスープを注いだら熱くて持つのが大変!という事態です。
でも木製の汁椀に熱い豚汁をよそっても大抵そんなことにはなりませんよね。
木が天然の断熱材になっているので、木製食器なら安心なのです。
木製食器の短所(デメリット)とは
上述したように木製食器にはたくさんの利点がありますが、天然素材ならでは短所もあります。
そのほとんどは木の特性である吸湿性によるものです。
木はそのままだと水や油を吸ってしまうので、木製の食器には大抵表面に安全なウレタン塗装がしてあります。
※木そのものの良さを味わってもらおうとあえてウレタン塗装をしていないメーカー様もいます。
それはそれで素晴らしい木製食器ですよね。
ですからそんなに神経質になる必要はありませんが、長く使うために以下のようなことに注意しましょう。
木製食器を長時間水に漬けない
前日したように木の中は隙間がたくさんあいた構造になっているため、
長時間水に漬けるしまうと、木が中まで水を吸ってしまうと変形する原因になります。
食後は木製食器をすぐに洗うようにしましょう。
木製食器に油分の強い食材や色の濃い料理は長く入れておかない
木製食器は煮物なども使えます。
しかし油分の強い食品やカレーなど色の濃い料理を長時間入れたままにしておくと、木製食器にシミがついたり、その色が落ちなくなることがあります。
表面を塗装してあるほとんどの木製食器はすぐにシミになることはありませんが、食後はすぐに洗うようにしましょう。
一つの方法として、色移りが心配な食品は小さな器に入れて木製食器に置いたり、クッキングシートを下に敷くという方法があります。
こうすると色移りがしないだけではなく、カフェ風でおしゃれに見えるのでオススメです。
木製食器は電子レンジやオーブン、食洗器は避ける
木材は極端な温度や乾燥に弱いので、高温で洗浄する食洗器は割れや変形の原因になります。
電子レンジは食材内部の水分に働きかけて温めますが、木は内部に水分があるので加熱されることによって木が膨張して木製食器が割れてしまうことがあります。
中には塗装によって電子レンジOKのものもあるので、購入する時によく確認してから使用してください。
木製食器は金属たわしなどでこすらない
ガラスや陶器と違って木は柔らかい素材です。
金属たわしやクレンザーなどで傷が付きやすく、傷が付くと塗装が落ちて変色したり傷んだりしますので洗う時は柔らかいスポンジを使うようにします。
木製食器 まずは気軽に始めよう!
木製食器の魅力は分かったけど、まずは何を使ってみようかなと迷っている方におすすめなのが、テーブルでも使えるおしゃれなカッティングボードです。
ナイフやブレッドナイフを使うカッティングボードにはヒノキや桜、桐などの硬い材質の木が使われています。
木製のカッティングボードはパンや果物などを切って、そのまま食卓に出しても様になるのでおすすめです。
また、大きめの木製プレートを家族分揃えるのもおしゃれへの近道です。
朝食にはパンと目玉焼きとちょっとした野菜をワンプレートにして盛り付けてカフェ風に。
昼食はパスタの取り分け皿に、夕食はメインのおかずを載せて、と活躍の機会がたくさんあります。
せっかく木製食器を買ったのに大切にしまい込んであまり使っていない、ということではもったいないので、まずは活躍しそうな一種類を用意してみるのはどうでしょうか?
食卓のアクセントに木製食器を使いたい方には、木製スプーンなどのカトラリーがおすすめです。
木製カトラリーというとサラダを取り分ける大きなフォークとスプーンが思い浮かびますが、カレースプーンやティースプーンなど、普段使いの木製カトラリーもいろいろあるんですよ。
木製カトラリーはなにしろ軽くて口当たりも柔らかく、あるだけで食卓がおしゃれに見えるアイテムです。
もっと気軽な木製使い捨てカトラリー
テイクアウトのお店やイベント、自宅でもパーティなどでは、使い捨ての木製カトラリーが大活躍です。
使い捨ての木製カトラリーというと、ヘラのようなアイスのスプーンくらいしか知らない方もいらっしゃると思いますが、カレーも食べられる大きな使い捨てスプーンなど種類も豊富です。
今は脱プラスチックの流れが来ているので、テイクアウトのカトラリーをプラスチックのスプーンから木製スプーンにシフトするお店が増えているようです。
また大容量で安いミニサイズの木製スプーンも人気です。
デザートやアイス、コーヒースプーンなどにも使えます。
子どもが持つのにぴったりの大きさで、ピクニックなどに持って行くのにもちょうどいいですね。
インスタ映えを狙うなら、持ち手にポップな柄がデザインされたスプーン・フォーク・ナイフの木製カトラリーもあります。
大容量の木製カトラリーよりちょっと値段は上がりますが、カラフルな紙コップとカトラリーでおしゃれなパーティを演出できそうです。
まとめ-木製食器の魅力
木製食器はおしゃれで温かみがあり、また軽くて割れにくいという実用的な面もあることが分かりました。
お手入れに関しては、直ぐに洗って乾燥させるなどいくらか気を使う部分はありますが、カトラリーなどの小さなアイテムなら気軽に取り入れられそうですね。
また木製の使い捨てカトラリーは、プラスチックに代わるエコな商品として注目されています。
木村容器では、いろいろな種類のウッドカトラリーや木製食器を扱っております。
木製食器を検討している方は是非一度、木村容器のパッケージコンシェルジュまで相談してみてください。
また使い捨てのウッドフォーク・ウッドマドラー・ウッドスプーンなども格安で販売しています。
木村容器のパッケージコンシェルジュまで何なりとご相談ください。