目 次
不織布とは
不織布は、文字の通りで「織らない布」です。
普通布と言われるものはほとんど糸を織ったり編んだりしてできていますが、不織布は繊維を織るのではなく、機械や化学の力でくっつけてシート状にしたものを不織布といいます。
多機能で応用のできる不織布は、CDケースや帽子、布団の収納袋などの身近なものから、フィルター関係や農業資材、建築資材など普段あまり目にしないところにもたくさん使われています。
不織布の原料となるものは一つに限りません。
たとえばポリエステル・ポリプロピレン・レーヨン・ナイロン・コットン・パルプ生分解性繊維・ガラス繊維などがあります。
何の原料でどのように作るかによって、用途や目的に合わせた機能をつけることができるのが不織布です。
不織布の特徴
不織布の特徴は以下になります。
・不織布は通気性、吸水性優れている
右の拡大写真から分かるように、不織布は多孔性構造のため通気性に優れています。
そのためしばらく使わないバッグやブーツ、洋服の保管などにも適しています。
・不織布は丈夫で気兼ねなく使える
不織布の見た目は柔らかいですが、頑丈なので書類の重みにも耐えられます。
また濡れても干せばまた使えるので普段いろいろなものを入れてどんどん使えます。
・不織布は焼却しても有害物質が出ない
不織布の材料になるものは、自治体などの焼却炉で決められた燃焼方法を用いれば有害物質が出ることはありません。
自治体によりますが、付属のものが付いていなければ燃やすごみとして捨てることができます。
不織布バッグの使用例
不織布のバッグは紙袋よりも耐久性があり繰り返し使えるところが魅力的です。
そんな特徴を生かして不織布は、エコバッグやノベルティとして人気です。
普段の生活で繰り返し使ってもらえるということは、不織布バッグにお店のロゴやURLなどを印刷すれば宣伝効果抜群です。
不織布はノベルティやショッピングバッグの他に、その丈夫さを生かして製品カタログを入れたり、大学のオープンキャンパスなどで資料を入れて配られることも多いですね。
また不織布はよくお弁当などを入れる袋に使われています。
不織布は通気性が良いので熱がこもりにくく、食品を入れるのに向いている素材なんです。
不織布バッグの持ち手は、用途によって肩から掛けられる長いものから持ち手用に袋に穴を開けただけのものまで様々です。
このように使う用途が広いのが不織布バッグの人気の理由です。
不織布への印刷
前述しましたが、不織布は生活の中で繰り返し使用されるので、ロゴやショップ名などを印刷して是非宣伝効果を狙いたいものですね！
では不織布への印刷はどのように行われるのでしょうか？
不織布への印刷は主に「シルク印刷」と「熱転写印刷」の二つになります。それぞれの特徴は以下のようになります。
〇シルク印刷
シルク印刷はデザインの形から版を作り、その版を使ってインクをのせる印刷方法です。
印刷されたものは完全に乾燥させるので色移りの心配はありません。
そして紙や布以外のどんなもの（水や空気には印刷できません…）プラスチックやガラスにも印刷が可能です。
印刷を１色または２色でする場合は、このシルク印刷だとコストを抑えることができます。
ただし繊細なデザインやグラデーションの表現はできないので、シンプルな文字やデザインの印刷にオススメです。
〇熱転写印刷
デザインを印刷したフィルムシートを熱と圧力で貼り付けて印刷する方法です。
フルカラーや細かいデザイン、グラデーションを印刷したい場合には、この熱転写印刷になります。
色数を増やしても金額が変わらないのでたくさんの色を使うときは割安になります。
ただ、範囲が広くなるほどコストがかかります。
熱転写印刷には、印刷部分のカットラインの周りにフチが出来てしまうというデメリットがあります。
少ない色ではっきりと印刷させたいと言うときには「シルク印刷」 、細かいデザインやグラデーション、多色使いを希望する場合は「熱転写印刷」 がオススメです。
不織布ーまとめ
非常に丈夫で使い勝手の良い不織布は、ショッピングバッグ以外にもイベントや会社の資料を入れるなど、多方面で活用されています。
きれいなデザインの不織布バッグはサブバッグとしても利用でき大変便利です。
是非用途に合った材質や印刷で、お客様に喜ばれるオリジナルの不織布バッグを作ってみてください。
木村容器のパッケージコンシェルジュは、オリジナルの紙袋・不織布バッグの素材から印刷までお客様のご相談にのっています。
気になった方は是非一度ご連絡ください。
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