飲食店がケータリングを始める!
数年前より外食離れが進んでいるといわれています。
その外食離れにさらに追い打ちをかけたのが昨年の軽減税率の導入!
それによって外食産業はさらに厳しくなっています。
大手外食産業もそうですが、個人営業のお店も同じです。
実店舗では座席数は限られていますし、客単価を上げようとしても長引く景気低迷で消費者の財布の紐は固くなっていますので、そう簡単には売り上げは伸びないのが現実です。
それがゆえ近年、売上を伸ばすために新たな販路を模索している飲食店オーナーは少なくありません。
その一つの販路として、店舗だけにとどまらずに収益を上げるため、今人気のケータリングという新たな事業へのチャレンジを考えている飲食店のオーナーさんは多くいらっしゃいます。
なぜならケータリングは飲食店で営業するのとは違い、人数もメニューも前もって分かるので非常に効率が良く、なおかつ入念に準備することができるのでお客様に満足していただける最高のおもてなしをすることができる、魅力的な営業形態といえるからです。
そこで今回は、飲食店がケータリングを始める時のポイントや、ケータリングと同時にお店への来店を増やして相乗効果を上げるための秘訣をまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
ケータリングとデリバリー、なにが違うの?
ケータリングと似たサービスにデリバリーがありますが、なにが違うのでしょうか?
ケータリングは本来、懇親会やパーティーなどの会場に出張して料理を提供し、会場やテーブルのセッティングから片付けまで行うサービスでした。
ですからレストランやホテルのような豪華な食事や雰囲気を楽しめる分、調理済みの料理を配達するだけのデリバリーよりもコストが高く、大掛かりな印象がありました。
しかし最近のケータリングサービスでは、ケータリングの料理の豪華さと手軽なデリバリーの中間のようなサービスが多くなっています。
ビュッフェのように手軽に食べられて、おしゃれでおいしく盛り付けもきれいな料理をデリバリーしてもらうのです。
このようなケータリングは、使い捨てであっても安っぽくないオシャレな容器を使い、スタッフの派遣などもないので、従来のケータリングに比べて手軽で費用も安いため、とても人気があります。
一方デリバリーのオードブルの中にも、パーティー用のビュッフェのような形のサービスもあるため、ケータリングとデリバリーを明確に分ける境目はなくなってきたと言えます。
最近の傾向としては、大人数のパーティーや懇親会にはケータリング、家族や少人数のパーティーにはデリバリーと、使い分けをする方が多くなっているようです。
このように、以前よりもわたしたちの身近になったケータリングですが、ケータリングサービスを始めるのに必要な資格はあるのでしょうか?
ケータリングに資格は必要なの?
飲食店が営業を始める時には、食品衛生管理者の資格が必要になり、店舗の最寄りの保健所に飲食店営業許可の申請を出すことになります。
しかし、出張料理人としてお客様の自宅だけで調理をする場合は、特に資格や届出は必要ありません。
ちょっと意外かもしれませんが、出張調理だけを行う場合は、毎回違う会場やお客様のお宅で調理を行い提供するので、現在の法律上では資格や届出が必要ないのです。
その理由は、保健所の営業許可は料理を作る場所に対して必要だからです。
ではケータリングはどうなのでしょうか?
ケータリングは料理を提供する場所は毎回異なるかもしれませんが、あらかじめ違う場所で仕込みをおこなったり、ある料理は完成させて会場に持ち込みますから、出張料理人と同じというわけにはいきません。
ではケータリングを始めるのに必要な資格には何があるのでしょうか?
ケータリングに必要な資格とは
仕込みや調理を行う場所と食べる場所が異なるケータリングも、飲食店と同様「飲食店営業許可1類」が必要になります。
これには調理場のスペースや換気・排気・冷凍冷蔵設備などいろいろな基準が決まっていて、これをクリアした場所に対して許可がおります。
また、ケータリングとして食後のデザートというよりはデザートビュッフェのように菓子類をメインに提供する場合などは、飲食店の営業許可以外に「菓子製造業」の営業許可が必要な場合もあります。
食品は提供の仕方や販売の仕方によって、また管轄する保健所によって許認可の必要もことなりますので、ケータリングを始める前にしっかりと保健所に問合せをし、準備をしておきましょう。
しかしすでに飲食店を経営し、必要な許認可を得て専用の厨房を持っているオーナーはこうした手続きが不要なので、ケータリングを始めるハードルはかなり低いと言えそうです。
ケータリングサービスでお店にも相乗効果が?!
前述したように、すでに必要な営業許可を得ている飲食店経営者にとって、ケータリングサービスは敷居が低くなります。
しかし、ただケータリングを始めるだけではなく、本業である実店舗とケータリングサービスの相乗効果で売り上げを伸ばし続けるにはどうすればよいのでしょうか?
根本的には、飲食店がウーバーイーツ(Uber Eats)などのデリバリーサービスを始める時と同じく、すでにお店が持っている食材や仕入れルートや様々なメニュー、また食器や備品を有効活用するという考え方ができます。
飲食店がウーバーイーツで売上UPする方法については外食 危機の時代 ウーバーイーツで売り上げUPができるのか?!|Uber Eatsをご覧ください
ケータリングサービス専用のメニューの開発
ケータリングで一番大切なのは、やはり料理のおいしさと見た目です。
美味しさという観点でいえば、すでにお店で提供してお客様に喜ばれているいるメニューなら、きっとケータリングでも喜ばれるでしょう。
しかし、ケータリングサービス専用のメニューを開発すれば、ケータリングを利用したお客様がお店のメニューも食べてみたい、と思って来店する可能性が高くなります。
そのためイタリアン・和食・フランス料理など、自分のお店がすでに行っている業態の中で、お店独自の個性を表現したメニュープランを考えてみましょう。
また見た目の美しさもケータリングには必要です。
お客さまはケータリングを特別なときに利用されると思いますので、見た目のきれいさ、おしゃれであることがとても重要です。
ですから使う食材の切り方や色などもケータリング用に工夫してみることができます。
またケータリングメニューに付ける名前は、パッと聞いただけで想像しやすくて美味しそうな名前を考案しましょう。
「季節の○○」とか、「○○香る」など食べるのが楽しみになるような名前だったら、メニューを見た時点で期待がかなり高まりますよね。
そして必要なのは容器です。
いくらきれいな料理で美味しく仕上がり、名前も工夫したとしても入れている容器がスーパーの総菜でよく見るような容器だったらどう見えるでしょうか。
格安のケータリングサービスに見え、きっとその料理の価値を下げてしまうでしょう。
そのためケータリングサービスに使う容器の選定は、いつも以上に注意しなければならないのです。
しかし悩みどころなのは、高級感を出すには容器も高い容器を選べばいいのは分かりますが、そうすると原価を圧迫します。
悩みどころですよね・・・・
そんなときはぜひ木村容器のパッケージコンシェルジュまでご相談ください。
木村容器はケータリングサービスを行っている会社との取引が多いのでさまざまな容器をご用意できます。
さらに価格も・・・・・問い合わせてのお楽しみです。
ぜひケータリングサービスを始める際のお悩みは、なんでもお問い合わせてくださいね。
インターネットを利用したこまめな情報発信
今の時代ほとんどの人はケータリングを頼もうかなと思った時にはまずWebで検索します。
そしてメニューや全体の雰囲気を見比べて最終的にケータリングを頼むお店を絞っていきますので、決め手になるような情報をWEBサイトしっかりと発信することが大切です。
では、WEBサイトにはどんな情報を載せたらよいでしょうか
まずケータリングのメニュー・品目などを紹介します。
WEBで集客する場合特に重要なのが前述したように容器です。
なぜならWEBでは見た目つまり写真が非常に重要で、それをもとにお客様が判断するといっても過言ではないからです。
同じ料理でも器が違うと受ける印象が全く違います。
オシャレな盛り付けの写真を見れば、お店もきっと素敵なんだろうな、行ってみようかな、と来店の動機にもつながります。
またよく選んだ器はケータリング全体の統一感を出したり、高級感やかわいらしさなど、お客様のもとめるパーティーの雰囲気にマッチしたケータリングを提供するうえで重要です。
最近はケータリングの美味しい料理はそのままに、デリバリーのような値段の安さを求めるお客様に応えるため、使い捨ての容器やカトラリーを使用するケータリングサービスも多くなっています。
使い捨ての容器と聞くとなんだかチープな印象を受ける方もいますが、最近は使い捨ての容器でも盛り付けが生えて個性を出せる様々な素材やカラーのものが出てきました。
それに加え、エコな素材もありますので容器選びは慎重に行いましょう。
木村容器はエコ素材の容器もふんだんにご用意していますのでお問い合わせくださいね。
また、日本人は口コミの好きな民族ですから、過去のお店の実績や飲食店で提供したパーティーや忘年会などがあれば、その情報やメニューなどを写真付きで載せておくと、ケータリングの実績が浅くても安心感が高まります。
もちろんケータリングの注文を受けたなら、その実績を写真と共に掲載すると効果的です。
このような自社で行うマーケティングも非常に重要です。
木村容器はWEBマーケティングなどのマーケティングを長く行ってきたスタッフもいます。
そのスタッフは容器もの選定も含め、WEBマーケティング、SNSマーケティング、WEBサイトの構築などすべて知り尽くしていますので、容器も含めて木村容器のパッケージコンシェルジュまでお尋ねください。
きっと皆さんのお悩みを解決してくれるはずです!
ケータリングサービスで効果的な集客をするには
お店自前のWEBサイトだけで情報発信している場合、例えば港区のオフィスでケータリングを利用したいと思った人が、スマホで「ケータリング 港区」と検索した時に検索結果の上位に表示され、なおかつお客様が興味を持ってクリックしてくれないと見てもらえません。
これでは宣伝効果はかなり少なくなってしまいます。
そこでもっと効果を上げるために、Twitter、Facebook、Instagramといったソーシャルメディアも駆使して情報発信を行ってみましょう。
また、WEBサイトやSNSで訴求しつつ、シェフコレなどの大きな紹介会社に登録して集客をするという手もあります。
シェフコレは現在(3/10)92店舗が加盟しており、ケータリングやデリバリーのプラン、メニューと写真、配達エリアなどの情報の他、提供する店舗の情報や口コミも掲載できるサイトです。
ケータリングと一緒に実店舗も宣伝したいオーナーにとってはとても魅力的な集客サイトであるといえます。
このように効果的な集客をするなら、お店への来店という相乗効果を期待することができます。
まとめ
今人気のケータリングは、すでに飲食店を営業している方には参入しやすい形態のサービスといえます。
ケータリングとお店の両方に相乗効果をもたらすには、お客様がパッと見て魅力的に思えるケータリングメニューと写真、また店舗の情報や実績などを分かりやすくWEBで発信して、効果的な集客を目指しましょう。
木村容器のパッケージコンシェルジュは、ケータリングやデリバリーに欠かせない容器やカトラリーを豊富に扱っておりますので、気になった方は是非ご連絡してみてください。