テイクアウト・キッチンカーが儲かる理由
毎日家のポストにいくつかチラシが入っています。
ほぼ毎日入っているチラシはファミレスやピザのデリバリーやテイクアウトメニューがほとんどです。
ファミレスがテイクアウトやデリバリーをするなんて、昔は想像もしてませんでした。
このように社会の変化に伴い日本人の食生活は大きく変化してきました。
家で手作りする人が減り、お弁当や総菜など調理済みのものを買ってきて家や職場で食べる「中食」、つまり現在ではテイクアウトが増えているのです。
そのテイクアウトを含む「中食」が拡大している理由には、単身世帯や共働き世帯の増加により、帰宅前にテイクアウトしたメニューで食事をまかなう人が増えていることが挙げられています。
また高齢者の増加により、手間がかからず火事の危険もない中食の利用が高まっているようです。
加えてテイクアウトは、軽減税率8%の対象なので、外食よりもお得感があることも魅力です。
そして、2020年に突如世界中に拡大した新型コロナウィルス感染によって、飲食店を利用する人が減少し、その反対にテイクアウトやデリバリーの需要が増加しています。
コロナ禍においてはテレワーク中のランチにテイクアウトやキッチンカーを利用する人も急増しており、これを機にテレワークを推進する会社が多いことを考えると、テイクアウトの需要は今後も高まっていくと考えられています。
もしテイクアウト・キッチンカーでの営業をお考えの方がいらっしゃったら、今は参入のチャンスかもしれませんよ!!
テイクアウト営業で儲かる店
ではこのようにテイクアウトやキッチンカーで営業を行う店が増える中、テイクアウト営業で成功するにはどうすれば良いのでしょうか?
これはテイクアウトにもキッチンカーにも共通する点ですが、カギは「差別化と効率のアップ」です。
考えてみてください。
例えばコンビニやスーパーと変わらないお弁当では手軽さや価格勝負になり、負けてしまいます。
ですから、この店はこれがおいしい!とリピーターになってくれるような料理で勝負しましょう。
作りたて、本格的な味、家で食べられないようなメニューなどで差別化すれば、コンビニより少し値段が高くてもテイクアウトは売れます。
また、お客様が買いに来る時間や持ち帰り場所を考慮して、それに合ったメニューを提供するのも必要です。
たとえばランチタイムはオフィスや公園で食べる人が多いので、お弁当や丼ものが売れるかもしれません。
でも夕方は、お弁当ではなく自宅でご飯のおかずになる総菜が売れる場合もあるのです。
このように時間や持ち帰る場所によって、メニューや盛り付けも変える必要があります。
自分がお客様だったら・・・・などと考えるとお客さまの気持ちなどを察することができます。
さらに、テイクアウトではお客様が出来立てと早さを求めているので、注文を受けてからの作業をできるだけ効率的にします。
例えばサラダなどの副菜は前もって準備して、注文を受けたらメインの肉や魚に火を通して盛り付けるだけにしておけば、スピーディーに提供できます。
しかし出来立ては重要ですから、準備しすぎも禁物です。
テイクアウトをしないのもあり!?
飲食店の中には売り上げを伸ばすために、テイクアウト営業を始めるケースが増えています。
しかしランチタイムはイートインとテイクアウト両方が混雑するので、もし店内とテイクアウトを両立できないと、提供時間の遅れや接客レベルの低下を招き逆に不振に陥ってしまう結果になります。
ですから必ずしもテイクアウトを始めれば売り上げが上がる、というわけではないのです。
飲食店がテイクアウトに勝つためには、やはりテイクアウトとの差別化が大切です。
安さや早さを求めてテイクアウトを選ぶ人もいれば、その逆のニーズもあるのです。
例えばテイクアウトはどんなに出来立てを提供しても、持ち帰る最中に冷めてしまいます。
しかしお店で食べれば揚げ物はサクっと、麺類は熱々をフーフーして食べることができます。
そのためには、料理を提供するまでのスピードアップが大切です。
また、「本物の食器」で提供するという点があります。
お弁当は手軽ですが、使い捨て容器は食べ終わった後がちょっと寂しいのです。
茶碗、皿、小鉢など家にあるようなきちんとした食器で食べると、ホッとするのは私だけでしょうか。。。
きれいな盛り付けやちょっとした副菜なども、満足度を上げるポイントになります。
また最近ではテイクアウトしても外で食べるとしたら、でたゴミを捨てる所がない!!なんてことも多々あります。
昔は公園にもゴミ箱があったのですが、テロなどの影響でそれも撤去されている公園は数多くあります。
このような状況も多々あるので、店内提供ならではの強みをきちんと実践すれば、お客様満足度が高くなり売上を伸ばすことができるでしょう。
テイクアウト容器を考えよう!
テイクアウトを成功させるのに欠かせないのが、食品容器です。
やはり食べやすく、持ちやすく、そしてイメージも良い容器で食べると、美味しさも倍増!!ですよね。
とくに女性などはそうかもしれません。
どのようなものを選んだらよいのでしょうか?!
テイクアウト容器の種類はたくさんありますが、どんな料理にも共通する基本的なポイントは次の三つです。
①色
同じ料理でも、盛り付ける器によってイメージがかなり違ってきます。
暖色系の色はおかずの彩りが良く見えて食欲増進の効果があります。
また、黒い器は高級感や食材の色を際立たせる効果があります。
②サイズ
扱う料理にもよりますが、一般的な日本人の摂取カロリーを考えて容器を選びましょう。
成人の摂取カロリーは約1800~2200 kcalとされています。これを参考に一食当たりの量を決めます。
女性や年配者が多く買いに来るなら、それに合わせて調整します。
何人かでシェアすることのできる料理の場合は、容器のサイズを何種類かそろえておきましょう。
③素材
食品により異なりますが、保温性、耐油性、耐水性の点で適したものを選びます。
レンジで温める可能性があるなら「電子レンジ対応可」もチェックしましょう。
汁気のある料理は、汁もれしないことが重要ですので、容器とフタの構造も考えましょう。
テイクアウトメニューの主な容器
・お弁当
テイクアウトで一番多いのがお弁当です。
容器の色は具材が生える白や黒、ボリューム弁当は食欲をそそられる赤など、内容や価格に合った容器を選びましょう。
持ち帰る途中にずれないような蓋や仕切りかもチェックします。
・丼ぶり
かつ丼、天丼をはじめ、麺ものにも使えるのがどんぶり容器です。
手に持って食べることが多いので、軽くて断熱性があるものを選びましょう。
また、背が高いものは持ち運びの時不安定になるので、底とフタの部分の大きさが近い容器を選ぶと倒れにくくなります。
汁もれを防ぐため、フタがしっかり閉まるものが最適です。
・カレー
本場の味が食べられるカレーは、テイクアウトで人気です。
ライスとルーが分けられる仕切りの付いたものはすぐに食べられて便利です。
カレーは熱々で持ち帰ることが多いので、熱さを緩和する断熱性、冷めにくい保温性が必須です。
また油性の食品ですので、耐油性もチェックしましょう。
持ち帰る途中にルーが漏れないよう、蓋がぴったり閉まる「内嵌合」(うちかんごう)タイプの容器が安心です。
・女性向けのデリ
カジュアルな雰囲気のフードペールボックスが人気です。
サンドウィッチや中華、ボリュームのあるサラダなども入れることができます。
ペールボックスはほとんどが紙素材なので、「耐油・耐水性」の加工がしてあるかチェックしましょう。
・持ち帰り用の袋
どの容器も、最後にはレジ袋や紙袋に入れて持ち帰るわけですが、容器の形や大きさに合った袋でないとせっかくの料理がこぼれたり型崩れしてしまいます。
実際の容器をいれてみて安定性を確かめましょう。
また、紙袋は湿気で弱くなりがちなので耐水性のものを選びましょう。
オリジナルの袋やおしゃれな容器はお店の宣伝にもなります。
このようにテイクアウト・キッチンカーで儲かるコツ!は多々あります。
その中でも容器や持ち帰るための袋などで宣伝などが出来たらなお更Good!です。
ここの部分をケチると目に見える印象が違ってくるので、必要以上にケチるのはおススメしません。
もし適正価格などで迷うことがあるならば、それも含めて木村容器のパッケージコンシェルジュまでご相談ください。
かなりいろいろなことを知っていますよ!!