テイクアウト用のドリンクカップを選ぶ際、カップ内に何を入れるかによって選ぶカップが変わります。
ホット飲料か、コールド飲料にするかで使用する飲料カップを変える事も必要です。
また、提供する場所や季節によってもドリンクカップの素材を検討する必要があります。
ホット、コールド兼用のカップもありますが、使用されるシーンによって、お客様にとって使いやすい飲料カップを重視されると良いでしょう。
このようにどんなシチュエーションでも紙コップは使われています。
このコンテンツでは、その紙コップについて特集します。
ドリンクカップのサイズ表記「オンス」に注意
ドリンクカップを選ぶ際に最も重要なポイントはサイズです。
ドリンクカップのサイズ表記は「オンス」という容量の単位を使用する場合が多いです。
「オンス」はヤード・ポンド表における体積の単位です。
日本ではあまり使われることのない単位ですが、テイクアウト用ドリンクカップを使用する際、米国が「オンス」という単位を使用していた事で、日本においても「オンス」という単位を使用するようになりました。
「オンス」を記号で表記する場合は『oz』となり、例えば、7オンスの場合は『7oz』という表記になります。
1オンスは約30mが目安
液量オンスの場合、米国と英国では若干の容量違いがあります。
1米液用オンスは29.57mL、1英液用オンスは28.41mLです。その中で日本の場合は米国の単位を採用しました。ドリンクカップは米国の飲料水の販売機用として使われたのが始まりで、日本で使用されたのは戦後からになります。
進駐軍に納品する為に使われていた為、「オンス」という単位が使われるようになりました。
1オンスは約29.57mLとしており、およそ30mLと考えてサイズを検討すると良いでしょう。
ただし、ドリンクカップの容量表記は満杯容量での表記が多いので注意が必要です。
実際の容量は実際に明記されている容量の70~80%程度を目安にすると良いでしょう。
では紙コップはどのように呼ばれるのが正しいのでしょうか?
次にそれを解説いたします。
紙コップの名前はなんですか?
コップもカップも主に飲料を飲むのに用いる容器のことですが、コーヒーを飲むのはコーヒーカップ、水を飲むのはコップなど、ほとんどの人が使い分けています。
では紙の容器は、紙カップ、紙コップどちらが正解なのでしょうか?
まずはコップとカップの意味の違いから考えてみましょう
コップとカップの語源
〇「コップ」
オランダ語のkopから来た語で、オランダ語で脚付きの杯を意味しています。杯ですから取っ手がなく、冷たいものか常温のものを飲むときに用いられます。
現代語としてのコップは、実用的な飲料用の器を指して用いられています。また、コップのことをグラスということもあります。グラスというのは素材としてのガラスを指す言葉でもあって、コップは本来ガラスでできていたことから、グラスといえばコップを指すようになりました。
〇「カップ」
英語のcupから来た語で、英語では紅茶・コーヒーなどを飲むための片手付きの陶磁器を意味しています。日本では紅茶茶わん・コーヒー茶わんなど呼ばれていましたが、
今は普通にコーヒーカップやティーカップとそのまま呼ばれるようになっています。茶碗と言っていたくらいですから、普通温かいものをの飲む器を指します。熱いものを入れるので、カップには取っ手が付いています。
その他にも、調理用に用いる計量器のことを計量カップと呼びます。現在は、金属・ガラス・プラスチック・紙などでできているものや、アイスクリームを盛る器などもカップと呼ばれていて、
陶磁器に限らず色々なものを指して用いられています。
オランダ語のkopも英語のcupも、もとはラテン語の"cupa"なのですが、日本に伝わった時にはそれぞれ違うものを指すようになりました。
では、紙容器の場合はどうでしょうか?英語では、コップに当たる言葉は”glass”なので、”paper glass”(紙製のガラス)とは言わず。”paper cup”(カップ)と言います。
取っ手がなくて冷たい飲料を飲む場合もカップなのです。
しかし日本では、「紙コップ」というのが一般的です。コップという言葉は、飲用に用いる容器を総称して使うことができるのです。
紙素材の使い捨て容器のうち、アイスクリームのカップやヨーグルトなどが入っている紙容器など、カップと呼ばれているものもあります。
他にも、グラタンやドリアなの油分の多い料理も紙カップで提供できるようになっています。
これは、耐熱・耐油性の高い紙容器が開発されたことに関係しており、技術の進歩は今も続いています。
紙コップ まとめ
紙コップは飲料のみならず、糸電話や工作などいろいろなものに使うことができます。
ちなみに、赤い髪のピエロの格好でおなじみのマクドナルドのキャラクター「ドナルド」ですが、初代ドナルドは鼻が紙コップでした。
数年で使われなくなったことからすると、あまりに人気がなかったのかもしれません。
ご存知かもしれませんが、木村容器は東罐興業の代行店として長いキャリアを誇っております。
そのため数多くの紙コップを扱っておりますので、ぜひご覧ください。