子どもも大人も好きなテイクアウトですぐに思い浮かぶのはハンバーガーです。
ハンバーガーというと、店舗数が多く価格も安いチェーン店が目立ちますが、本格志向のグルメなハンバーガーを提供するお店も人気を集めています。
そして2020年から続くコロナ禍でテイクアウトの需要が高まったことから、チェーン店以外でもハンバーガーのテイクアウトやデリバリーを扱うお店が増えています。
今回は国民的料理とも言えるハンバーガーについて、その種類や歴史、そして魅力あるハンバーガーのテイクアウトを提供するポイントについて取り上げてみたいと思います。
ハンバーガーとは
ハンバーガーと聞いて思い浮かべるシルエットはみんなほとんど同じだと思いますが、そもそもハンバーガーの定義とはなんでしょうか。
ハンバーガーにもいろいろな種類があってどこからどこまでがハンバーガーと言えるのか、考えてみると難しいですよね。
基本的に、ハンバーガーは丸く焼いたパンを半分にしたバンズに、ひき肉などを丸く調理したパティ、トマト、玉ねぎ、レタスなどの野菜やピクルス、チーズなどを挟み、ケチャプ、マスタードなどで味付けをした料理です。
では、ハンバーグ以外にベーコンレタス、照り焼きチキンやフィッシュフライなどを挟んだものはハンバーガーとは言わないのでしょうか?
そんなことは突き詰めなくてもなんの問題もありませんが、本場のアメリカで「ハンバーガー」というのは、牛肉100%のパティを使ったものだけです。
なぜなら「hamburger」という単語が、牛肉を表す用語だからです。
それでアメリカでは、他の具材を使ったものはパイソンバーガーやターキーバーガーなど、使用するものを前につけて〇〇バーガーと呼ばれています。
ハンバーガーはサンドイッチの一種
ハンバーガーと同じくパンに具材を挟んで食べるといえば、サンドイッチも同じですよね。
パンなどに具を挟んで食べるサンドイッチにはピタやナンなど様々な料理が含まれていてハンバーガーより広い意味を持っています。
つまり、二枚(一枚の場合もある)のパンに具を挟んだものを総称してサンドウィッチと呼ぶため、ホットドッグやパニーニ、カツサンドなどあらゆるものもサンドウィッチというということになるのです。
ですからハンバーガーはサンドウィッチの中のハンバーガーという種類ということになります。
サンドウィッチの歴史はとても古く、紀元前から続くユダヤ人の過ぎ越しの祭りでは、酵母を入れないで焼いた薄いパンで野菜と羊の肉を包んで食べたとされています。
日本人のソールフードであるおにぎりに様々なバリエーションが存在するように、ハンバーガーもサンドウィッチのバリエーションの一つとして誕生したということのようです。
ハンバーガーの歴史
ハンバーガーの歴史を探る手始めに、ハンバーグの成り立ちを考えて見たいと思います。
ハンバーグの原型は「タルタルステーキ」と俗に言われていますが、このタルタルステーキは、 タタール人が遠征の際、筋張った馬肉を食べ易く工夫したことでできた料理です。
しかしこれは生肉料理で、加熱して食べるハンバーグとは別物です。
ではひき肉を焼いた今のようなハンバーガーはいつ頃始まったのでしょうか?
これもいろいろな説明がありますが、18世紀の初めにドイツで挽肉にパン粉を入れて調理し、焼いて食べるようになったものがハンバーグの起源となっています。
そしてこのハンバーグはドイツ系移民によってアメリカに渡り、1900年頃にハンバーグをパンにはさんで食べる現在のハンバーガーのスタイルが誕生しました。
日本のハンバーガー
日本でハンバーガーが親しまれるようになったのは第二次世界大戦後の1950年頃からで、駐留しているアメリカ兵によって伝えられたと言われています。
佐世保バーガーやほそやのサンドが有名でしょうか。
しかし日本での始まりも諸説あり曖昧です。
日本で人気のハンバーガーは、チキン系やフィッシュ系、コロッケやカツなど色々ありますね! お手頃価格のチェーン店から、ファストフードとは言いにくい高級ハンバーガー店もあります。
皆さんのお好みはどんなハンバーガーですか?
ハンバーガーのテイクアウト包装容器
ハンバーガーをテイクアウトで提供する時には包装容器選びも大切です。
ハンバーガー主に使える包装を二つご紹介します。
バーガー袋
バーガー袋とは、四辺のうち二辺が開いた独特の作りの袋です。
下の二辺はシールされているのでソースや具が少々下に流れてしまっても、こぼれる心配は
ありません。
紙製バーガー袋は紙の内側にPEフィルムを貼り、耐水・耐油性を持たせています。
バーガー袋は、ハンバーガーはもちろん、コロッケや肉まん、シュークリーム、ドーナツなどにも使用されています。
未晒のバーガー袋はナチュラルオシャレを演出できて人気です。
バーガーボックス
バーガーボックスは大きめのハンバーガーもしっかり入れられる高さのある箱です。
バーガーボックスの材質はクラフトやパルプモールドなどエコな素材のものも多くあります。
ナチュラルな雰囲気のクラフトランチボックスはオシャレ感はもちろん、保温性もあります。
バーガーボックスの内側は耐油加工されているものがほとんどなので、ハンバーガーをそのまま入れることができます。
またハンバーガーをバーガー袋に入れたうえでバーガーボックスに入れたり、ワックスペーパーを敷いてから入れるなど、お客様の食べやすさやビジュアルを考えてお店ごとに工夫できます。
写真のような木村容器のオリジナルクラフトランチボックスは、フライドポテトやサラダなどのサイドメニューを一緒に入れられるサイズも取り揃えています。
ボックス一つ開ければ食事を楽しめるので、外で食べたい時やスペースのないところでも食べやすい容器です。
ハンバーガーを提供する時に必須な資材
ハンバーガーのテイクアウトには、ポテトやドリンク、サラダなどのセットがほとんどです。
紙コップやスリーブ(持っても熱くないように紙コップにはめるカバー)、マドラー、ポテトのケース、持ち帰り袋などの資材もトータルで揃えます。
また、いくつかまとめて買われるお客様にはドリンクホルダーがあると親切です。
ドリンクホルダーには、紙袋へのセットが必要ない持ち手付きや、カップ4個にも2個にも対応できる切り離しタイプなどいろいろあります。
作業のしやすさやコストなどを考慮して選びましょう。
また、かぶりつくには大きいハンバーガーやサイドメニューによっては、使い捨てのフォークやナイフがあると良いかもしれません。
最近ではプラスチック削減の方向ですので、紙製のものや木製カトラリーなどもおすすめです。
カトラリーやマドラーを付ける場合には、感染症対策のために個包装したものが好まれます。お客様が安心して利用できるように、細かな点にも気を配りましょう。
まとめ
テイクアウト需要が高まっている今、ハンバーガーのテイクアウト、デリバリーを扱うお店が増えています。
片手で食べられる手軽なハンバーガーから、どうやってかぶりつこうか迷ってしまう本格ハンバーガーまで、いろいろなスタイルのハンバーガーがありますが、包装や衛生管理も細部まで気を配って、お店の味をテイクアウトでも楽しんでいただけたらいいですね。
テイクアウト・デリバリーの容器や、感染症対策に欠かせない使い捨ての手袋などをお探しのお客様は是非木村容器のパッケージコンシェルジュにご相談ください。
オリジナルの容器も承っています。