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お菓子・デザートの歴史|スイーツの歴史

お菓子・デザートの歴史|スイーツの歴史

お菓子・デザートの歴史

お菓子・デザートは別腹!満面の笑顔でよく聞く言葉です。

このように食後や仕事で一息ついたときにあるとうれしいのがお菓子・デザートです。
平成29年度の一人当たりのお菓子に使った金額は、平均2,323円でした。
これには手土産や飲食店で食べたデザートは入りませんから、実際にはもっとたくさんの金額がデザートやお菓子類に費やされていることになります。

このように今やお菓子・デザートは私たちの生活に欠かせないものになっていますが、昔はお菓子やデザートが特権階級の人しか食べられない高価なものであった時代もありました。
ではお菓子・デザートはどのように世界に広まっていったのでしょうか?
世界と日本の歴史を簡単にふりかえってみましょう。

世界 お菓子 歴史 デザート

世界のお菓子・デザートの歴史

厳密にいえば、もっと古代より私たち人間の傍に、お菓子やデザートはあったと考えられますが、
記録に残っているところでは、古代エジプトで小麦粉を使ったパンに甘味のある果実や乳などを融合して作られるようになったと考えられています。

このパンを焼く技術はやがてギリシャに伝わり、卵や蜂蜜なども加えられるようになりました。
砂糖が最初に製造されていたのはインドとみられ、アレキサンダー大王の遠征によってイスラム圏や中東へと広まっていきました。
シルクロードによって、東方に伝えられていったのです。

ギリシャの後に栄えたローマでは、パンと菓子が区分されるようになりました。
そしてそのお菓子は富裕層のためのもので、他にも祭りや儀式のために作られて用いられるようになったのです。
ここらへんからお菓子は特権階級のものとなっていきました。

中世になると十字軍の遠征により砂糖がヨーロッパに伝わりました。
そしてその影響で砂糖の普及により菓子の種類も豊富になり、鶏卵、バター、チーズ、小麦粉などを用いてオーブンで焼く菓子が広まっていったのです。

フランスに集まるお菓子

お菓子 デザート フランス

大航海時代の後、植民地時代になると各地からコーヒーやカカオ、スパイスなどの新しい材料がもたらされることによって、タルトやチョコレート、シャーベットなどお菓子の種類が豊富になっていきました。
その後フランスが政治的に力を持つようになるとお菓子職人もフランスに集まり、フランスはスイーツの先進国となりました。
左のお菓子・デザートも美味しそうですね。
ここまでくるとスイーツなんでしょうか?
こんなのも私は好きです。



しかしフランス革命までは、砂糖や蜂蜜は高価で、お菓子は一部の富裕層の人たちの食べ物でした。
そのフランス革命で亡くなられた王妃(マリーアントワネット)が、本当に言ったのか言わなかったのか分かりませんが、「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」の名文句がフランス革命の引き金になったのはとても有名な話しです。

そのフランス革命以降、職人たちは自分たちでお店を開きお菓子は庶民にも広がっていきました。

今のようにいろいろな国のお菓子が世界中に広まったのは、冷蔵技術や流通が整った20世紀以降のことです。
機械化によりお菓子も大量生産できるようになり、いろいろな種類のお菓子が安く手に入るようになりました。

中世の人が、特にマリーアントワネットが今のお菓子屋さんを見たらきっと驚くことでしょう。

日本のお菓子・デザートの歴史

日本 お菓子 歴史

お菓子という漢字から考えると、菓子は「果子」という字がもとになっていて、もともと菓子とは果実だったことが分かります。

今で言うお菓子は奈良時代~平安時代に中国大陸から伝わった唐菓子が始まりと言われています。
平安時代の終わりごろには大陸から砂糖が輸入され始めました。
その頃には特別な祭事の時に、大豆、小豆、胡麻、味噌、塩、甘葛、栗などの材料が用いられるようになっていったのです。

鎌倉時代に入ると宋からお茶が伝わり、それに伴い茶菓子も中国から伝わって発展し現在の和菓子の源流が生まれました。


〇庶民のお菓子と洋菓子

室町時代に入ると、砂糖や卵を使ったカステラやカラメル等のいわゆる南蛮菓子が伝来し、長崎を中心にして全国に伝わりました。
一方茶道とともに発展した茶菓子は「京菓子」として上流階級の間で発展していき、
やがて江戸が栄えるようになると、庶民も楽しめるいろいろなお菓子が作られるようになり、これが今の和菓子のもとになっています。

洋菓子が伝わったのは明治維新の後で、ドロップ、チョコレート、ビスケットなどが輸入されるようになりました。
戦後、砂糖が自由に手に入るようになると、和洋菓子、米菓などがたくさん生産され急成長しました。
その後お菓子は製造技術や食の安全面でも進歩を重ねてきましたが、近年では健康志向が高まりさらに、それに応じてデザート・お菓子も多様化を遂げていったのです。

世界のお菓子の種類

和菓子

ここまで世界と日本のお菓子・デザートの歴史をみてきましたが、最後にお菓子にはどんな種類があるのか、和菓子と洋菓子に分けてまとめてみたいと思います。

一般に、和菓子とは、我が国独自のお菓子、奈良・平安時代に唐から伝わったお菓子、安土・桃山時代にスペイン・ポルトガルから伝わって定着した菓子をさしています。
洋菓子は明治維新以降にヨーロッパ諸国から伝えられた菓子類のことです。




〇和菓子

和生菓子の中にはおはぎ、大福もち、柏餅、どら焼き、月餅、水ようかんなどがあります。
半生菓子と言われるものには、最中や鹿の子、甘納豆、羊羹があります。
懐かしい落がんや懐中汁粉、かりんとうや揚げ米菓、飴菓子は日持ちがする干菓子です。
ちなみに、お菓子の発展のもとになったお茶ですが、茶席菓子として濃茶には生菓子、薄い茶には干菓子と決まっているようです。

洋菓子 ケーキ

〇洋菓子

洋菓子と一括りで呼ぶと非常に多くのものが洋菓子の分野に入ってきます。
例えば洋生菓子にはショートケーキ、パウンドケーキ、チーズケーキ、バームクーヘンなどがあります。
ほかにもシュークリームやエクレア、タルト、ミルフィーユ、アップルパイがあります。
そのパイは古代エジプトにもあったといわれています。
ちなみに、私はケーキが好きです。




15世紀末頃にリンゴを詰めるようになる前は、肉や魚を詰めていました。ゼリー、プティング、ババロアなども洋生菓子です。
半生菓子は明確に種類で区別されていませんので、通常、洋生菓子のうち水分の含有量が少ないものを指します。
干菓子にはキャンディー類、チョコレート、ビスケット、などがあります。

ポテトやコーンを使った塩味のお菓子はスナック菓子と呼ばれています。
私の机には欠かせません・・・・

アイスクリーム 氷菓子 ソフトクリーム
ブリジェラ

〇氷菓子

今年(2018年)みたいな暑い時期になると大人気なのが氷菓子です。
ニュースでも予想外の需要により、この夏には店頭に出回りません!なんて氷菓子もよく聞きます。

かき氷、シャーベットは氷菓、乳固形分や乳脂肪分が高いものは一般にアイスクリームと言われています。





最近はジェラートも人気があります。
ジェラートはソフトクリームよりも脂肪分が少なくヘルシーで、原料の風味を残した氷菓子です。
中には温かいブリオッシュにジェラートをはさんで食べるデザートもあります。
ブリジェラというお店ですが、私も何回行っています。
そうそう。上の写真。
冷たさと温かさが相まって、なんとも言えない美味しさを醸し出していますので、ご興味のある方は暑い季節のうちにぜひ食べてみてください。


〇まとめ

今では、様々なデザートをコンビニやスーパーで気軽に買うことができ、毎日何か買ってしまうスイーツ好きもいるようです。

その背景にはケーキやパフェも崩れずに持ち帰れるデザート用のプラスチック容器や、高温の蒸気にも耐えられるプラ容器が登場したことも関係しています。

近年は健康志向により和菓子が見直されたり、地方でしか知られていなかったご当地菓子がインスタグラムで人気になるなど、今の時代ならではの注目のされ方をしています。

今まで知らなかったお菓子を食べてみるのも楽しいものですね。


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アイス用容器などデザートやお菓子に使える容器を多々ご用意しております。
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