時代と共に、食卓の在り方も変化しています。
基本的には自宅で調理して食べますが、月に1~2回程度で、外食を楽しむのが一般的な家庭の食卓だといわれています。
しかし、核家族や一人暮らしの世帯が増え、「食卓」に新たな変化が見え始めました。
それが、「中食」です。
さらにきになることも発生しつつあります。
コロナウイルスの蔓延です。
これがどうなるのか・・・まだまだ不透明です。
今回はいずれの理由にしても注目の上手な中食やテイクアウトの利用の仕方を特集します。
中食を利用する理由はなんですか?
テイクアウトやデリバリーといった中食を利用する理由について聞いてみたところ、もっとも多かったのが「気軽さ・便利さ」から利用しているという回答でした。
やはり忙しい毎日、さらに共働き推奨社会では、中食は欠かせないものですね!
たしかに忙しい毎日を送っていると、食事を簡略化する必要が出てきます。
家族のために健康面を考えた手作り料理を食べさせたい!とは思ってはいても、腹ヘッタ!の大コールが鳴り響くと優先順位は食べさせることになってしまいます。
そうなると外食やテイクアウトを利用する機会が多くなりますね。
少しでも栄養を・・・と考えると、中食という選択肢も大きくなるでしょう。
特に師走や仕事が立て込むときは、時間に追われて夕食をテイクアウトで済ませるという方も多いようです。
外食よりも経済的なテイクアウトですが、家に持って帰るまでの間にどうしても冷めてしまいます。
女性活躍社会ということは、どこかにしわ寄せがくるものよ!それは子供たちの食事なの!!とは思わずに、できるだけのことはしてあげたいと思っている皆さんに今回は、テイクアウト・中食・外食で美味しく食べるコツを紹介します。
中食テイクアウトでよく利用するメニューはなんですか?
ある調査によるとテイクアウトが最も利用されていたのはお弁当・惣菜ジャンルでした。
次いでピザ、ハンバーガーなどが続き、唐揚げやベーカリー、スイーツ、ドリンクなどもテイクアウトの利用が多いようです。
中食選びは「食べやすさ」もポイント!
中食やテイクアウトを行う上で重要ポイントは、「持ち帰りやすさ」にプラスして、「食べやすさ」を追求することが、勝負の分かれ目になると考えられています。
特にランチ時などは「お店で食べる(外食する)と高いから、持ち帰りのお弁当などを買って、公園や会社で食べよう」と考える消費者がいると考えます。
これまで、テイクアウトをお客様にしていただく際は「お弁当などが横(ななめ)になりづらい持ち帰り袋を用意する」などの工夫をされているお店が多いかと思います。
これによりお弁当から汁がこぼれず、キレイな状態でお持ち帰りをしていただくことができますよね。
これだけだとどの店も行っています。
これに「食べやすさ」を加えるのも勝ちポイントです。
では自分が中食やテイクアウトを買って帰ったときに、どのようにしたら美味しく食べられるでしょうか。
テイクアウトを美味しく食べるコツ
テイクアウトした料理をおいしく食べるコツは、ずばり温め方です。
便利だからといって、なんでもレンジでチン!ではだめなんです。
以下に、失敗しがちな総菜とその温め方を挙げてみました。
参考にしてください!
揚げ物
出来立ての揚げ物は持ち帰る時から注意が必要です。
みなさんも経験があると思いますが、袋の口を完全に閉じてしまうと揚げ物が湯気でしんなりしてしまうんです。
そうならないために、食べるまでに時間がかかる時は少しだけ袋を開けて湯気が外に出られるようにしておきます。
いよいよあたためです。
一番おすすめなのは、オーブントースターです。
オーブントースターを余熱してから、コロッケやフライドチキンなどの揚げ物をひとつずつ、アルミホイルで包みます。
小さいトースターなら温度調節はないかもしれませんが、200℃程度で7、8分温めます。
アルミホイルで包むことで表面が焦げるのを防ぐことができます。
また天ぷらやフライドチキンなどは、温めると脂が染み出てヒーターにかかると発火する危険があるので受け皿を使用すると安心です。
脂が垂れても気にならないのが、魚焼きグリルです。
グリルを使用する場合は揚げ物を直置きで2~3分温めます。
トースターと同じくグリルも直火なので、くれぐれも弱火で目を離さないように気を付けましょう。
でもちゃんとグリルを掃除していないと、前に焼いた魚の匂いなどがついちゃいますので注意です!!
次にフライパンです。
フライパンなら一人暮らしの家にもありますよね。
フライパンにクッキングシートを敷いて揚げ物をのせ、弱火でじっくりと温めます。
最後にシートを外して軽く焼けば表面がカリッと仕上がります。
クッキングシートがない場合は、アルミホイルで代用できます。
いずれにしても愛する家族のために 「じっくりコトコト弱火でどうぞ!」
標語を作ってみました。。
ステーキ
話題のいきなりステーキもテイクアウトできる店舗があります。
もちろんお店で食べれば焼き加減も希望通りで最高に美味しいですが、家で気楽に食べたい、とテイクアウトする方がいらっしゃいます。
そんな時になるべく美味しくステーキを食べるには、温め過ぎないことが大切です。
熱々が食べたいからと言ってレンジで加熱すると、肉が固くなってしまいます。
じんわり温めるには、ステーキをラップに包み保温中の炊飯器に20-30分入れておく方法や、アルミホイルに包んで予熱したオーブンで数分温める方法があります。
どうしてもレンジで温めたいときには、ソースをかけて短時間で取り出すようにしましょう。
もしかしたら焼くときに「表面強火」で焼いてもらって、持って帰るまでに中に火が通るようにしてもらうと、よりいっそう美味しくなるかもしれませんね!!
焼き鳥
焼き鳥は家庭で作らないメニューなので、テイクアウト率は高いですよね。
夕飯の一品にもお酒のアテにもなる人気者です。
焼き鳥をふっくらおいしく温めるコツは、日本酒です。
余談になりますが、この日本酒はウナギを温めるときにも使いますよね!
本題に戻りますが、まず温めていないフライパンに油をひかずに焼鳥をのせ、その上に日本酒をふりかけて火をつけます。
日本酒が沸騰してきたら弱火にし、フタをして30秒ほど加熱します。
フタを取り、表面がカラッとしたら出来上がりです。
日本酒をふりかけることによってお肉が硬くならないだけでなく、肉の甘味や旨味を引き出してよりおいしくなるそうです。
ぜひ試してみてください!
電子レンジで温め直す時は、焼き鳥をクッキングシートでゆったり袋状に包み、40秒ほど加熱します。
クッキングシートはラップと違って余分な水分を吸収するので、水っぽくならずにふっくら温められるんですよ。
なんだかとっても焼き鳥が食べたくなってきたのはわたしだけでしょうか?!
病気にならない外食・テイクアウト、中食の選び方
テイクアウトのおいしい食べ方をまとめた後に書くのもなんですが、テイクアウトや外食、中食は便利である反面、高血圧症や糖尿病などの生活習慣病になりやすいともいえます。
では外食やテイクアウト、中食を利用する時、どんな点を気を付けて選んだら良いのでしょうか?
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、健康のためには1日350グラム以上の野菜を摂ることが勧められています。
これだけの野菜を食べようと思うと、副菜を食べる必要があります。
外食の場合どうしても主食で選びがちですが、健康を考えたら、何種類かの野菜が入った副菜が付いてくる定食がベストです。
そうはいってもランチは特に、早く食べられる丼ものや麺類は人気ですよね。
こうしたメニューは炭水化物(糖質)中心で栄養が足りません。
そのような炭水化物を時々食べるとしても、サラダを追加するなどしてバランスに気を付けましょう。
・次に、さらっと食べられるうどん・蕎麦ですが、山菜やなめこがのっているものを選ぶと、副菜に近いものも食べられます。
また、蕎麦にはたんぱく質、ビタミンB1、カリウム、食物繊維が豊富に含まれているので、うどんと蕎麦のどちらかというと蕎麦がおすすめです。
でも胃腸が弱っている時には、消化が良いうどんがうれしいですね。
・そして女性に人気のパスタは、ソースで選びましょう。
トマトソースやオイル系のソース、あっさりしたスープパスタはカロリーを低く抑えることができます。
具も、キノコや野菜、サーモンなどのたんぱく質が摂れるものなら副菜代わりになりますね。
控えたいのはカルボナーラやクリームソースなど脂質の高いパスタです。
特にカルボナーラは卵にチーズに豚の脂身まで入っていてカロリーが非常に高いので、食べる時は心して食べましょう。
・コンビニをよく利用する人は、サラダやほうれん草のごま和え、ひじきの煮物などを活用するとバランスが取れます。
欲を言えば、サラダを買うときには「緑黄色野菜が摂れる」と書いてあるようなサラダを選ぶことをお勧めします。
実は「一日350g食べましょう」と言われている野菜のうち、120gは緑黄色野菜が勧められているんです。
最後に、サラダを食べる時にはドレッシングのかけすぎに注意してくださいね。
今回は、テイクアウトをおいしく食べる方法と、健康を考えた外食・テイクアウトの選び方について取り上げました。
テイクアウトだから仕方ない、とあきらめず、ひと手間加えて出来立ての味を楽しみましょう。
また、外食を利用するときには副菜を意識して選び、バランスの取れた食事に近づけましょう。
木村容器は八百屋ではないので、野菜は売っていませんが、野菜を入れる容器は販売しています。
ぜひ木村容器のパッケージコンシェルジュまで容器、包装資材はご相談ください。