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ゴーストレストランで成功する3つのポイント

ゴーストレストランで成功する3つのポイント

増加するゴーストレストラン

コロナによって売上の減少が続いている飲食店がある中、新形態の飲食ビジネスが増えています。
それはゴーストレストランです。
お店も看板もないことから飲食店としての実体が見えない「ゴーストレストラン」また「バーチャルレストラン」と呼ばれています。

ではゴーストレストラン(バーチャルレストラン)とはどのような営業をしているのでしょうか?
その特徴やメリット、そしてゴーストレストランを運営して成功させるためのポイントについて取り上げます。

ゴーストレストランとは?

バーチャルレストラン

ゴーストレストラン(バーチャルレストラン)とは、料理を作るキッチンと宅配のシステムだけで運営する無店舗型のレストランです。

ゴーストレストラン(バーチャルレストラン)はウーバーイーツなどの宅配代行業者が充実してきた2013年頃からニューヨークで流行し始め、日本でも出前館やウーバーイーツなどのオンラインのフードデリバリーシステムが発達してきたことから広がってきました。

ゴーストレストランの中には、最近需要が伸びているおしゃれなケータリングで人気のお店もあり、会社のイベントや個人のホームパーティー、結婚式の二次会などで活用されています。

ゴーストレストランはインターネット上で開業するので、一つのキッチンで二つかそれ以上のお店を運営していることもあります。

ゴーストレストランを経営するメリット

コロナ禍が理由でゴーストレストラン(バーチャルレストラン)が増えてきたのかというと、そうともいえません。
日本ではコロナの流行前からゴーストレストランが増えていました。
ではなぜゴーストレストランの開業が増えているのでしょうか?

初期投資とランニングコストが少ない

コスト レストラン

ゴーストレストラン(バーチャルレストラン)は調理をするキッチンさえあれば良いので、客席や内装などが必要ありません。
しかも効率よく配達ができる環境であれば、駅近や人気の住宅街ではなくても営業できるので賃料を安く抑えることができます。

すでに厨房設備が整ったクラウドキッチンを借りる方法なら、自分でキッチンの設備をそろえることなく営業を始めることができるので、必要な開業資金は実店舗を開業する場合の1/10とも1/20とも言われています。

また人件費に関してもゴーストレストランは注文も決済もインターネットで行うので、電話に出たりお金の受け渡しも必要ありません。
ですから接客のためのスタッフを抱える必要がありません。中にはシェフが一人で切り盛りしているお店も少なくありません。
その他、客席がないゴーストレストランは空調や照明などの光熱費などの経費も削減することができます。

比較的安定した営業ができる

現在のコロナ禍で飲食店の売上は落ち込んでいますが、このように自宅で食事をする人が多い時にはゴーストレストラン(バーチャルレストラン)には需要があります。
また、通常天候が悪い日は外食に出かける人が減る傾向がありますが、自宅などに配達するゴーストレストランは売上の減少が少ないというメリットがあります。
中には天候が悪い日は売上が伸びるというレストランもあるほどです。

安定した営業ができる別の理由は、季節や人気に合わせてメニューを変えるなど柔軟な営業ができるということが挙げられます。
リピート率の高い商品や客層などを分析してお店の路線を変えたいと思ったとしても、一般のレストランの場合には、メニューブックを新しくしたり、場合によってはお店の内装や食器などを変更しなくてはなりません。
しかしゴーストレストランはコンパクトな営業スタイルゆえに、見直しが必要なときにはフレキシブルに対応することができるのです。
ゴーストレストランは変化が早い今の時代にローリスクで営業できる魅力的な飲食店の形態と言えます。

しかしゴーストレストランならではのコストもあります。
ゴーストレストランならではのコストについては飲食店を悩ませる デリバリーサービスの手数料!どう解決する?!をご覧ください。

ゴーストレストランで成功するための3つのポイント

ポイント①:ゴーストレストランはプロモーションが命

「ゴースト・バーチャル」という名前が付いていることから分かるように、お客様にとってはインターネット上で見るレストランの情報が全てということになります。
ですからまずはインターネット上で自分のお店を見つけてもらわなくてはなりません。

ほとんどのゴーストレストラン(バーチャルレストラン)は、ウーバーイーツやシェフコレなどのデリバリー代行業者と契約して営業しますので、お客様はまずそのデリバリー代行業者のポータルサイトから探します。デリバリー代行業者のポータルサイトで掲載される情報は、メニューの写真や価格が中心でお店の情報は最低限しか載せられていません。
さらに地域によっては競合するお店がたくさん存在しているという状況です。

そんな中で、このお店に注文したい!という動機づけをお客様に与えるためには、お店独自のホームページがあることは非常に効果的です。

なぜなら、ウーバーイーツや出前館などのポータルサイトでお店に興味を持ってくださったお客様は、そのお店についてさらにインターネット上で検索をすることが多いからです。

自前のホームページでは、お店の大切にしていることや目指しているコンセプト、また感染症対策をどのように行っているかなどの情報を載せたり、作っている人やキッチンの写真などを載せることができます。

このような情報により、お客様にレストランをより身近に感じて安心感を持っていただくことができます。

ポイント②:価格競争にならないようなメニューの開発

ゴーストレストラン(バーチャルレストラン)は作ってから食べるまでのタイムラグがあるので、通常の飲食店よりも提供できる料理の幅が狭まってしまいます。
しかもコロナ禍になってデリバリーに参入するお店が急増しているので、デリバリーしやすいカレーや冷めてもおいしい料理は価格競争で負けてしまう可能性があります。

価格競争にならないためには、独自性のあるメニューを開発することが重要です。
例えば、コロナ以前から、ケータリング・デリバリーを利用して職場で懇親会やパーティーを企画したり、家族のお祝い事をするというケースが増えています。

このような需要を考えて、少し豪華なパーティー感のあるメニュー、また一人分づつ小分けにして容器ごと手に取れるようなビュッフェ形式で料理を提供したり、豪華なお弁当のようなスタイルで提供するという方法もあります。
他にも、産地にこだわった素材を使ったり、子どもも喜ぶメニューに対応するなど、特徴を出す方法は様々あります。

他店と差別化するためには、提供する料理の他に、使用する包装容器に選び方にも工夫が必要です。そのことはこの後取り上げます。

ゴーストレストラン デリバリー
出典:シェフコレ

ポイント③:リピート客や口コミでの広がりを狙う

デリバリーに共通して言えることですが、ゴーストレストラン(バーチャルレストラン)で一度注文してくださったお客様はリピートしてくださる可能性が高いお客様と言えます。(もちろん内容やサービスに満足してくださればですが)
ですからお届けする時にはお店の紹介カードやメニュー、次回使えるクーポンなどを入れて、是非次に誰かの注文につながるような工夫をしましょう。

ここでもお店独自のホームページがあると効果的です。
紙は捨ててしまったりなくしてしまうことがありますが、お店のホームページのQRコードが載ったカードがあれば、料理を食べた後にスマホで検索してお気に入りに入れてもらえる可能性があるからです。

ウーバーイーツなどのデリバリー業者で注文する場合、お客様はウーバーイーツが頭に残って実際のレストランの名前が印象に残りづらい傾向があるので、こうした取組は是非行うようにしましょう。

ゴーストレストランにおける包装容器の重要性

ゴーストレストラン(バーチャルレストラン)では容器の選定は大切です。
どんな容器を使うかによって、出来立ての味をお届けできるか、またお客様に満足していただけるかを左右するからです。

またお客様の手元に届いた料理の印象がお店の印象になります。
ですから料理と同じくらい包装容器と盛り付けに気を配ることが大切なのです。

しかし容器を選ぶにはまずは容器としての機能を考えることから始まります。

容器の果たす役割

・まずはこぼれない、崩れない

・温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、美味しい状態でお届けする

・料理をおいしく見せる

賢い包装容器の選び方

パスタ容器
高級感のあるプレート(中央化学)

上記のような役割を考えて、温かく食べるメニューは、是非電子レンジ対応容器を使いましょう。
さらに、汁物の場合は運搬の途中で多少傾いても汁漏れしないように、内勘合蓋の容器を使いましょう。

でも、この条件でどうしても気に入った容器がない場合もありますよね。
そんな時は気に入った外篏合蓋の容器を使用しても大丈夫です。
その際は必ず漏れないように、上からラップをすることをおススメします。
メニューによっては上蓋をする前にラップをしてしまいましょう。

とにかくこぼれないことは重要です。

また、容器を選ぶ際には、予想される客層に好印象を与える容器を選ぶことも大切です。
例えば、バイオマスプラスチックを使用した環境に優しい容器や、陶器のような印象を与える高級感のあるプレートもあります。

また、オシャレに敏感な客層に人気の、木村容器オリジナルのテーパークラフトランチボックスは、紙でありながら耐水耐油、しかも電子レンジOK、オーブンは160度で40分検証済みとかなりの高機能です。詳しくは注目の新商品 テーパークラフトランチボックスの6つの特徴|オリジナルエコ食品容器をご覧ください。

今は環境配慮型の包装容器が次々と開発されていますので、お探しの方は是非包装容器に詳しい木村容器のパッケージコンシェルジュにご相談ください。

まとめ

ゴーストレストランは低コストで開業できる新しい形のレストランとして広がりを見せています。
お客様に選ばれ満足していただくレストランを運営するには、ここに取り上げたような様々な工夫が必要です。
木村容器では今まで培ったノウハウを生かし、包装容器の選び方やWEBサイトによる集客など様々なお手伝いをすることができます。

ご興味のある方は是非、木村容器のパッケージコンシェルジュにお問合せ下さい。

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