カラークラフト紙とは?
カラークラフト紙とは、文字通り色のついたクラフト紙です。
カラークラフト紙の色は印刷ではなく、紙そのものに染色されたものです。
そのため、カラークラフト紙の断面も裏面も同じ色になります。
また印刷ではないので水濡れや擦れによってカラークラフト紙の色が落ちてしまうことはありません。
紙袋は持ち歩くものなので、雨に塗れても心配ありませんね。
このカラークラフト紙のカラーバリエーションも豊富で、淡い色など中間色などもあります。
カラークラフト紙の濃い色はパッとした発色というよりはくすんだ重い色合いになります。
カラークラフト紙の特徴
カラークラフト紙の特徴をまとめてみると、以下のような特徴があります。
・ナチュラルな風合い
カラークラフト紙は長いパルプを原料とするクラフト紙を染色している用紙ので、表面に紙の柔らかな風合いがあります。
PP加工などをしていないカラークラフト紙は、表面がざらざらしていてナチュラルな風合いの紙袋になります。
・強い耐久力
カラークラフト紙は広葉樹よりも繊維の長い針葉樹のパルプ繊維を使っているので、繊維同士が絡み合って丈夫で破れにくい紙になります。
ですから紙袋には向いている紙といえますね。
・表も裏も同じ色
カラークラフト紙は印刷ではなく紙自体に色がついているので、紙袋にしたときに袋の内側まで色の付いた紙袋を作ることができます。
ですからカラークラフト紙で紙袋を作るととても良い感じになりますのでその点でも紙袋にお勧めの紙です。
内側に色がついているとそれだけでおしゃれ感がありますよね。
・印刷が一色少なくて済む
カラークラフト紙は紙に最初から色がついているので、単色で印刷したとしても二色使いのおしゃれなデザインに仕上げることができます。
デザインの例については次の項目で取り上げます。
カラークラフト紙のカラーを生かしたアレンジが魅力
一色印刷での2色印刷に見えてオシャレ
カラークラフト紙はもともと染色されている紙なので、全面に印刷する必要がない分、「お得」とも言えます。
例えば「SAKURA」とロゴを入れて春らしい紙袋を作りたい!と思ったら…
① 白い紙 + ピンクで全面ベタ塗り印刷 + 黒で「SAKURA」印刷
② ピンクのカラークラフト紙 + 黒で「SAKURA」印刷
どちらも同じデザインに仕上がりますが、①の白い紙を使うとピンクの全面印刷と黒の文字印刷が必要ですが、カラークラフト紙なら黒の文字印刷だけで終わるなのでコストダウンになります。
逆に、ピンクのカラークラフト紙を使って黒のベタ塗り印刷をし、ロゴの部分を抜いて印刷したら、黒字にピンクのロゴが印刷されているように見えます。
これもまたオシャレであり、コストも下がります。
カラーが豊富なので個性的な紙袋が作れる
カラークラフト紙を使うと紙袋の中にも色があるちょっと個性的な袋を作れます。
中敷きが赤とかグリーンの靴がおしゃれに見えるように、紙袋の内側に色があるとそれだけでおしゃれに見えるものなんです。
それに内側が白いと中身が分かりづらいことがありますが、袋の内側に色が付いていれば商品とのコントラストがはっきりして見えやすいというメリットもあります。
上級編ですが、カラークラフト紙を生かして表だけ全体的にベタ塗りをして、外と中の色が違う個性的な紙袋を作るという手もあります。
表をベタ塗りするときにロゴを白抜きすれば、紙の色がロゴの色になるので、また面白いデザインになります。
もちろんロゴだけでなくイラストでも同じなので、アイディア次第で安くてこだわりの紙袋になります。
カラークラフト紙によく使われる手提げ紐
・紙紐
紙素材のテープを撚って作られた紐。
紙紐は軽くてピンと立っているので、お客様にお渡しする時にすぐに持てるという利点があります。
一本の紙を撚って作られた「紙単丸紐」や、二本や三本の紙単丸紐を撚り合せた紙紐もあります。
紙ですがより合わせることで強度があるので、重い荷物でも安心して持つことができます。
・スピンドル紐
アクリルやレーヨン製の布紐。
紙紐よりも高級感があり、食品や雑貨など様々なお店の雰囲気に広くマッチします。
紐の色を黒などの濃い色にすると、未晒クラフトの色との対比で都会的で大人っぽい雰囲気を出すことができます。
・ハッピータック
プラスチック製のハンドルタイプの手提げ紐で、手提げ紐の中では一番丈夫な素材です。
主に飲料やカタログ、書類など重量のあるものを入れる紙袋に使用されます。
ハンドル同士を付け根の部分でカチッと締めることができるので、大切な書類などを運ぶときにも安心して使用できます。
紙の色や印刷の色と合わせると統一感が出ます。
カラークラフト紙は色次第で様々な表情を出せるので、統一感のある素材で全体をまとめたり、異素材の紐を上手に使って印象的な紙袋を作るのもいいですね。
カラークラフト紙ーまとめ
素朴な紙の風合いがあるカラークラフト紙は、表面加工をせずナチュラルな印象の紙袋にすることもできます。
また、内側に色の付いたおしゃれな紙袋も魅力的です。
一色の印刷で二色に見せることができるコスト面の魅力と、デザイン次第で個性を出すことができるお得なカラークラフト紙。
木村容器のパッケージコンシェルジュは、素材から紙の加工、手提げ紐まで、トータルでお客様にご提案することができます。
気になった方は是非一度ご連絡ください。