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オリジナル紙袋を作りたい!|【未晒クラフト紙】編

未晒クラフト紙とは

未晒クラフト紙

未晒クラフト紙とは、漂白をしていない茶色のクラフト紙のことです。
この晒(さらし)とは漂白のことで、未晒=漂白していないクラフト紙ということです。

クラフト紙には全く漂白していない「未晒(ミザラシ)」、半分漂白した「半晒」、白くなるまで漂白した「晒」の3種類があります。
漂白することにより、明るい茶色のクラフト紙や白いクラフト紙が生まれます。

未晒クラフト紙の特徴

ナチュラルな風合い! パルプの色そのままであることに加えて長い繊維そのままに作られているので、手触りがザラザラとしているという特徴があります。
最近では化粧品のパッケージにも用いられるなど、「エコ」や「ナチュラル」「オーガニック」など、優しい素朴なイメージを与える色味です。
強い耐久性! クラフト紙は長い繊維を使用した紙なので、繊維同士が絡み合って強い紙になっています。
引っ張る力に対して強度があり、昔から米袋やセメントの袋に使われています。
本当に強い素材だということが実証されてきたんですね。
コストが低い! コート紙や晒クラフト紙よりも安価に作ることができます。
コスト重視の時に良い素材です。
雨に弱い 紙のナチュラル感が生きていて表面に加工がされていない分、水に対しては弱くなります。
どうしても水濡れが気になる場合は、ニス引きなどの表面加工を施すことで解決できます。
※表面加工については紙袋ー素材を考える|晒クラフト紙の、表面加工とは?をご覧ください

未晒クラフト紙が似合うお店

紙の特徴で述べたように、未晒クラフト紙は素材の色がそのまま生きているので、「ナチュラル」「エコ」「シンプル」なイメージになります。
シンプルな食品雑貨やナチュラル素材のアパレルを扱うお店にはぴったりの紙袋といえます。

また表面がザラザラしていてカジュアルな印象があるので、慶弔ごとの袋や高級品に使われることはあまりありませんが、印刷や組み合わせる手提げ紐によっては、女性らしいカワイイ雰囲気にも、男らしいシンプルなデザインにもなる使い勝手の良い紙袋です。

こうした特徴を生かしてスターバックスやカルディなどの紙袋や、アパレルショップ、ファッション通販の宅配袋などにも利用されています。

未晒しクラフト紙への印刷

未晒クラフト 紙袋
緑のベタ印刷で文字を白抜きした紙袋

未晒クラフトはインクが染み込みやすいという性質がありますが、それを生かすと単色刷りでもおしゃれな風合いになります。
未晒クラフトに印刷するときには、未晒クラフト紙の色が茶色なのでその未晒クラフト紙の色に負けない黒などのダークカラーで印刷すると、文字が読みやすく仕上がります。
逆に白などのライトカラーでロゴやイラストを印刷して、インクの透け感を使っておしゃれに見せることも可能です。

またもう1つのテクニックとして、未晒クラフト紙全体をベタ印刷し、文字やロゴの部分を白抜き(印刷しない)ことによって、二色刷りのように仕上げることもできます。
この場合、文字やロゴは紙の茶色になるので、ベタ印刷の色はダークカラーがオススメです。

未晒クラフト紙によく使われる手提げ紐

未晒クラフト紙のナチュラルでエコな雰囲気に合う手提げ紐にはどんなものがあるでしょうか?

・紙紐
紙素材のテープを撚って作られた紐。
紙紐は軽くてピンと立っているので、お客様にお渡しする時にすぐに持てるという利点があります。
一本の紙を撚って作られた「紙単丸紐」や、二本や三本の紙単丸紐を撚り合せた紙紐もあります。
紙ですがより合わせることで強度があるので、重い荷物でも安心して持つことができます。

・スピンドル紐
アクリルやレーヨン製の布紐。
紙紐よりも高級感があり、食品や雑貨など様々なお店の雰囲気に広くマッチします。
紐の色を黒などの濃い色にすると、未晒クラフトの色との対比で都会的で大人っぽい雰囲気を出すことができます。

・レーヨン/アクリル平紐
レーヨンやアクリル素材の平たい紐で、丸紐よりも柔らかい印象になります。
長めにすれば肩からかけられ、平たいのでずり落ちにくいという利点もあります。
アパレルショップなどで使われています。

・小判抜き
小判抜きは手提げ紐を使用せず、袋に穴を開けて持ち手を作る方法です。
穴を開ける場所は厚紙で補強されているので、手で持っていて持ち手が撚れてしまうことはありません。
しかし重いものを入れると厚紙が手に当たるので、袋が小さく中身が軽いときに使用できます。


アクリルやレーヨン製の紐は使い捨て感が少なく、再利用する方が多いので宣伝効果が高いと言えますね。

未晒クラフト紙ーまとめ

強度が高く、ナチュラルでエコな印象があり、人気の未晒クラフト紙は、食品やアパレル、雑貨など幅広いところで使われています。
安価な素材ですが、デザイン次第では都会的な雰囲気や高級感を出すことができるのも魅力です。

木村容器では、素材から手提げ紐まで、トータルでお客様にご提案することができます。
気になった方は是非一度ご連絡ください。

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