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キッチンカーってなに?! 移動販売車となにがどう違うの?!

キッチンカーってなに?! 移動販売車となにがどう違うの?!

キッチンカーってなに?!

ここ10年くらいの間に、街中で数多くキッチンカーを目にするようになりました。
以前はスーパーの横や大きなイベントや遊園地などで見ることが多かったキッチンカーですが、今ではオフィス街やキャンパスや公園などでも見かけるようになったのです。

また、コロナ禍になってからは自宅で過ごす人が増えたため、大規模なマンションの近くに出店しているキッチンカーが多くなっています。

それぞれのキッチンカーの車体や看板がおしゃれに塗装されていて、それぞれの店主の個性が伝わってきます。
スーパーと違って外で見かけるおいしそうなものには、つい財布の紐が緩んでしまうのはきっと私だけではないはず・・・

そんな魅力いっぱいのキッチンカーですが、そもそもキッチンカーって何だろう?という基本から、キッチンカーでの移動販売にはどんなメリットがあるのか、どんな場所で営業しているのかなど、気になる点をまとめてみました。
ぜひキッチンカーでのお仕事も考え中の方も参考にしてください。

キッチンカーと移動販売車の違い

日本 蕎麦屋 屋台

キッチンカーというと、その言葉はなんだかおしゃれに聞こえますね。
オシャレなエプロンをしたお兄さん、お姉さんがカッコよく営業しているように思いますが、よく考えてみると、車でいろいろ売りに来る「移動販売車」って昔からありましたよね。

わたしが子どものころは、豆腐屋さんや牛乳屋さんが独特の節回しで近所を巡回していました。

実はキッチンカーも移動販売車の一種なんです。

移動販売車とは、店舗以外のところへ自動車などで運んで来た商品を販売する小売業です。
販売する商品は様々で、スーパーで売っているような食品や雑貨、物干し竿までみんな移動販売ということですね。

一方キッチンカーとは、移動販売車の中でも一般的に「食品の調理設備を備えた車両」のことをいいます。
つまり、ただその場で商品を売るのではなく、その場で調理したものを販売する移動販売車が「キッチンカー」と呼ばれているわけです。

そう考えると、チャルメララーメンだって調理設備を備えた立派なキッチンカーだったんですね。

そのようなキッチンカーには、今ではおなじみの焼き鳥やたこ焼きから、丼物、カレー、クレープ、アジアンテイストのランチまで、キッチンカーで提供していないもののほうが少ないくらいです。

キッチンカーのメリット

今や街中のいろいろなところで見かけるようになったキッチンカーですが、固定の店舗を持つ場合と比較していろいろなメリットがあるようです。
たくさんあるメリットの中からあえて三つにしぼってみました。

① 初期投資を低く抑えられる

開店 コスト

店舗をもって飲食店をはじめるためにはかなりの初期投資が必要になります。

お客さんが集まりそうな立地条件の場所にお店を借りるとなると、家賃や保証金だけでも高額になりしかも家賃はずっと払い続けなければなりません。
また厨房設備、内装、備品など、最低でも自己資金が一千万は必要と言われています。
これだけの資金を用意するのはかなり大変ですね。

一方キッチンカーで開業する場合、営業できる設備を持った車両を購入するのに100万から200万円、あとは最初の運転資金があれば始められます。
これでかなり可能性が出てきますよね。

② さらに展開できる柔軟性

初期投資が低いからこそのメリットですが、投資を早く回収できるのでその後いろいろな展開が考えられます。

例えばもう一台キッチンカーを増やして二号店ならぬ二号車を出したり、ちょっと遠出して大きなイベントやフェスなどに出店する、というチャレンジもできます。

また最近では、SNSなどでお店の知名度を上げることができるので、キッチンカーである程度の信頼を築いてから実際の店舗をオープンするというケースもあるようです。

③ 機動力がある

キッチンカーは曜日や季節によって、お客様が多いところで営業できる点が魅力です。

例えば平日はオフィス街、週末は公園の近くでなど売上が上がりそうなところに移動できます。

店舗を持つとお客が来てくれるのを待つことになりますが、お店を取り巻く環境は日々変わっていきます。
近隣に大きな商業施設ができて人の流れが変わったり、借りているビルの立て替えなど、これはちょっと失敗したかも、と思ってもそう簡単に違う場所に店を移すことはできません。
そんなリスクを避けられるのもキッチンカーのメリットです。

こうしたキッチンカーのメリットを生かして、牛丼チェーンの松屋もキッチンカーをいろいろなイベントに出展させ始めているようです。
おなじみの黄色いカラーのトラックで、展示会やスポーツイベントなどに出張です。
見慣れた看板にいつものメニューで、お客もサクッと注文できそうですね!

丸の内 オフィス

どんなところで営業すればいいの?

いざキッチンカーを始めたら、その機動力を生かして売上をのばしたいですよね。
そこでぶつかるのが営業場所の確保です。
一から自分で探すこともできますが、開業したての忙しい中営業場所の確保に頭を悩ませるのも大変です。

そこで便利なのが、キッチンカーの出店場所を紹介するサイトです。
例えば、ネオ屋台村で知られている株式会社ワークストア・トウキョウドゥは、有楽町の東京国際フォーラム村のほか、首都圏のキャンパスや施設など20か所以上の出店場所を展開しています。
出店登録を行い出店料を払う必要があるとはいえ、すでにキッチンカーが来ることが周知されている場所なので営業しやすいですね。

また、最近では世田谷区や杉並区、江戸川区などいくつもの自治体が、区立公園の利用促進や魅力の向上のためにキッチンカーの出店を募集しています。
江戸川区のホームページを見てみると、出店場所一覧が載っていて、お花見客の多い公園や夏場に水遊びができる公園、ポニーに乗れる公園などたくさんの情報が書いてあります。
このような場所は客層や人手の多い時期も予想できるので、そうしたところを利用するのも手ですね。

注意点が一つ!

キッチンカーを営業するには、「営業する場所を管轄する保健所」で営業許可を取る必要があります。
例えば港区の保健所で営業許可を取っている人が、今日は三鷹市で営業したい!と思っても、三鷹市を管轄する保健所で許可を取っていない場合は営業できないのです。

キッチンカーは移動して営業することが前提なので、どこに出店するかを事前に考えて許可を取っておくことを忘れないように注意しましょう。

また、2021年6月から改正食品衛生法(HACCP)の完全義務化が始まりました。キッチンカーもHACCPの導入が義務付けられています。
HACCPについて詳しくは詳しくはHACCPに沿った衛生管理とは?|改正食品衛生法をご覧ください。

このようにキッチンカーは現代の申し子ともいえるくらい始めるには大きなメリットがあります。

もし、キッチンカーを始めたいと思われる方がいらっしゃいましたら、木村容器のパッケージコンシェルジュまで一声おかけください。
キッチンカーで使うさまざまな容器をお安くご提供できます!
またいろんなキッチンカーをみてきていますので求められれば簡単なアドバイスもできますよ!!

ぜひお考えいただければ幸いです。

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