もちもち美味しいタピオカの正体とは??
今は第三次タピオカブームと言われるほど、街を歩いているとタピオカを目にする機会が数多くあります。
最近は大手チェーン店もタピオカドリンクを出していますよね~もう本格的にタピオカブーム到来です。
この前、新宿駅のそばを歩いていたところ、平日にもかかわらず行列ができているお店がありました。
日本人の特性は悲しいものです・・・人が並んでいると自然とまず並びたくなります。
そんな日本人の本性に素直に従い、気になって行列をたどってみると、そこには今話題の「タピオカドリンク」のお店がありました。
そんな行列に惹かれてというか、日本人の本性に従って並んだ末久々にタピオカを飲んでみてビックリ!
モチっとした大粒のタピオカがゴロゴロと入っていて、それを飲むとそれは美味しいこと美味しいこと!
タピオカって人気のワケだよね〜〜と変に納得してしまいました。
しかしそうは思ったものの、あれ?そういえばタピオカってそもそも何なの?と疑問になりました。
何かの実?タネ?
ナタデココ?(懐かしい・・・・)
ということで、今日は今人気のタピオカの正体を探ってみます。
タピオカとはなんですか?
まず最初にタピオカって名前がかわいいですよね。
個人的には動物のオカピを連想してしまいます。
文字を並べ替えただけですけど。。。
本題に戻りまして、タピオカの正体とは熱帯地域に生育する「キャッサバ」という植物から作られるデンプンのことです。
デンプン?!
そうなんです。「タピオカ」という名前は、でんぷん製造法を指す「tipi'óka」というブラジルの先住民の言葉に由来しているそうです。
ですからキャッサバから取られたデンプンであれば、粉状のものやゲル状のものもすべて「タピオカ」と呼ばれています。
日本で「タピオカ」というと、丸くてドリンクの中に入っているものを想像すると思いますが、これはそのタピオカを加工した後のものです。
ちなみに日本に広く流通しているように、タピオカを丸く加工されたものの名は「タピオカ・パール」と呼びます。
では原料のキャッサバについてさらに調べてみます。
キャッサバとはどんな植物?
タピオカの原材となるキャッサバはイモの一種で、和名はイモノキといいます。
アントニオ猪木ではありません。
イモノキですので、お間違えのないようにお願いいたします。
キャッサバの主な産地はアフリカや南米のブラジル、東南アジアなどの熱帯地域で、キャッサバは乾燥に強いので干ばつのある地域でも住民たちの貴重な栄養源になっています。
左上の写真をご覧ください。
これはキャッサバの木です。
このイモノキという名前から分かるようにキャッサバは低木でヤツデのような葉っぱがあります。
そしてこのキャッサバにはゴツゴツとしており、そこから木の枝のような感じの芋が数本できて、その芋からタピオカは作られます。
キャッサバの芋は見た目が少しサツマイモに似ていて、切った断面は真っ白です。
左の下の画像は、その粉です。
ですから元々のタピオカは白いんです。
最近タピオカドリンクでよく見かけるのは黒いタピオカでブラックタピオカと言われますが、あの色はカラメルで着色したものです。
ときにタピオカに味が付いているものもありますよね。
この味も後付けのものです。
わたしは白いタピオカを見たときに、これは種類が違うタピオカなのかと思っていましたが、元々はみんな白い色なんですね。
勉強になりました。
本題に戻ります。
実はこのキャッサバにはシアン化水素という強い毒があります。
ですから野菜のようにそのままでは輸入できず、加工して毒を取り除いてから輸入されているそうです。
もちろんタピオカに加工されていたり、毒を抜いて粉として輸入されていれば安心ですね。
ではタピオカにはどんな栄養が含まれるのでしょうか?
次に特集してみたいと思います。
タピオカの栄養素とは
タピオカはイモが原料ということから容易に想像できますが、タピオカの主成分は「炭水化物」にです。
乾燥した状態のタピオカのカロリーを見たらびっくりしましたが、ドリンクになって実際に口に入る時にはそれほどカロリーは気になりません。
これは「唐揚げカレーはカロリーゼロ」なんていう芸人さんの言い訳ではなく、タピオカを茹でて加水すると、炭水化物が水に流れ出るからなんです。
ご飯と比較するとこのくらいになります。
タピオカパール(乾燥)
※茹でる前 | ごはん | タピオカパール(乾燥)
※茹でた後 | |
---|---|---|---|
100gあたりのカロリー | 355kcal | 168kcal | 62kcal |
さらに茹でたタピオカパールの栄養素の詳細をまとめると、 「炭水化物15.4g、カルシウム4mg、カリウム1mg、食物繊維0.2gなど」 になります。
ですからタピオカは栄養価があまりない食品なんです。
では、タピオカはおいしい以外に何かメリットがあるのでしょうか?
たとえば健康には良い影響などがあるのでしょうか・・・・
タピオカは健康には良いの?
タピオカが今注目されている理由の一つに「グルテンフリー」という理由があります。
グルテンとは、穀物の胚芽と胚乳からできるタンパク質の一種で、ダイエットの敵とも言えますし、アレルギーの方もいらっしゃいます。
また血糖値の上昇を抑えるためにグルテンフリーを意識している方も多いと思います。
しかしダイエッターにとって、その憎むべきグルテンは粘り気を出すのでパンやうどん、パスタなどのもっちりとしたおいしい食品には欠かせない成分なんです。
しかしタピオカはグルテンを含まずにモチモチとした独特の食感を生み出す性質があるため、グルテンフリーのパンやケーキなどへの利用が注目されているのです。
有名なところでいうとミスタードーナツの「ポン・デ・リング」にタピオカ粉が使われているそうです。
「ポン・デ・リング」・・・・食べてみたくなりましたが、モチモチとした食感が人気ですよね。
またタピオカは腹持ちの良い食べ物なので、よく噛んで満腹感が得られることからダイエットに活用するという方法もあります。
ただ、タピオカはそのまま食べるというよりはタピオカドリンクとしてミルクティやジュース、スムージーなどと一緒に飲むことが多いと思います。
そうするとカロリーがだいぶ変わってしまうので、ダイエットを目指す時には注意が必要そうです。
ちなみに、ミスドのタピオカミルクティは一杯当たり214キロカロリーとのことです。
(ミスド公式サイトより)
タピオカの正体 まとめ
人気上昇で身近なタピオカですが、ルーツは外国のキャッサバにあったんですね。
タピオカはクセのない味とモチモチの食感で、いろいろなドリンクにマッチします。
タピオカドリンクは10~20代に人気なので、タピオカドリンクのバリエーションの他にちょっと変わった容器やカラフルなストローも注目されています。
つまりインスタ映えということです。
この手の相談によくのっているのが、わたしたち木村容器のパッケージコンシェルジュです。
「映える」こんなことばが合言葉にもなっています。
朝にも「映える~」帰るときにも「映える~」
そんなわけありませんが、木村容器では様々な容器やストローを扱っています。
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