スペースの有効活用で、売り上げアップ!
自分のお店を持ちたい!
でも資本金は少ないし…ちゃんと儲かるのか心配…
好立地にショップを構えたいけど、家賃が高そうだし…
こんなモヤモヤは、起業を考えておられる方なら誰もが感じるものです。
今やインターネット上では自分のお店が簡単に出店できる時代になりましたが、リアルな世界では「実店舗開業」はまだまだ勇気がいることですよね。
特に飲食店は、開業して3年で7割が廃業すると言われている厳しい業界です。
せっかくオープンしても潰れるんじゃないだろうか…と考えるのももっともです。
そこで今回は、そんな不安を少し払拭してくれそうなビジネススタイルをご紹介します。
ビルやお店の空いているスペースを収益につなげる軒先ビジネス
皆さんの身の回りで、使っていない駐車場、定休日や時間外の店舗、居酒屋やバーの昼間の時間帯など、この使っていない時間帯のこの空間がもったいない…と思う事ありませんか?
このような今まで放置されてきた空きスペースを、ちょっとした時間貸し借りできるよう仲介してくれる「軒先ビジネス」が今人気を集めています。
左の写真のように、オープン前後の時間って当然お客さんはいませんよね。
この女性オーナーと同じように、その時間を使って収支決算をすることもあるでしょう。
そうすると確かに時間の有効活用にはなりますが、その時間は一銭も儲けることができません。
たとえば時間ごとの1m2(平米)当たりの単価を計算したとしたらこの時間はゼロ円です。
ところがもしその同じ時間と店舗で、お金を生み出せるとしたらどうでしょう?
最高ですよね??
このような場所を数時間単位からオーナーが貸し出せる空間シェアビジネスが、借りる側にも貸す側にも好都合だと話題になっているんです!
借りる側、貸す側それぞれの利便性
ビジネスは双方にとってメリットがないと成り立ちません。
双方がwin-winになっている必要があるということなんですね。
では軒先ビジネスには、双方に具体的にどのような利便性があるのでしょうか?
借りる側、貸す側それぞれの視点から考えてみましょう。
借りる側のメリット
なによりもまず、ローコストから開業できるという利点があります。
住宅街の空きスペースなら、1日2~3000円程度で借りることもできるようです。
安いですね!
すでに飲食店として営業している店舗の間借りをする場合には、厨房や食器などを使わせてもらえる場合もあります。
ゼロからすべて備品を取り寄せて売り上げの不安を抱えながら不動産を借りるより、起業のハードルがぐっと下がりそうですね。
毎月の固定費が抑えられるというのは大きなメリットです。
コスト面だけでなく、時間の面でも手軽に開業できるという利点もあります。
「フルタイムで自分のお店を営業する自信はないけど、週のうち数日だけ営業したい」とか「昼間だけならお店に立てる」などの願いを持つビジネスパーソンにとっては、有用なシステムと言えます。
わたしの家の近所には、最近「レンタルキッチン」のスペースが出来ました。
保健所の許可のあるキッチンが、24時間365日いつでもレンタル可能なようです。
飲食店営業・菓子製造業の許可のあるキッチンと工房をシェアすることで、パンやお菓子、味噌などを自分で作って販売したい!という夢へのハードルが低くなりますね。
貸す側のメリット
これまでデッドスペースとして一銭も生み出さなかった空間が、お金になるという嬉しいメリットがあります。
方法は、空きスペースの登録を行ない、審査に通ればあとは利用希望者の申込みを待つという簡単なもの。
細かなことはマッチングの仲介業者がやってくれるようです。
不労所得が得られるのは大きいですね!!
加えて、「自分のお店を持ちたい!」「独立したい!」と志を高く持つパワフルな人材の夢と希望を応援できるというのも、素晴らしいことです。
経済の影の立役者になった気分が味わえそうですネ。
また時間外に貸したお店が成功したら、そのお客さまが場所を覚えて店の雰囲気を気に入り、皆さんのお店にも来てくれるかもしれません。
そんなメリットもあります。
個人として自分の店舗、駐車場、空きスペースを貸し出せるのはもちろんですが、スーパーやドラッグストアの一角などを企業が貸し出すケースも多いようです。
そう言えば、子どもの頃近所にあったスーパーには時々焼き鳥屋さんが来ていました。
おじさんが焼いてくれる香ばしい焼き鳥…おいしかったです。
焼き鳥が食べたくてそのスーパーに足しげく通いましたよ。
あれって間借りビジネスの先駆けだったのかもしれませんね。
軒先ビジネスに向いている商売とは?
このような“軒先ビジネス”は、実際にどのような商売が向いているのでしょうか?
一例として、住宅街の空きスペースや駐車場でスイーツなどを販売すると売り上げが伸びやすいようです。
近所にケーキ屋さんがないエリアであればなおさら注目されます。
SNSやチラシなどで販売の日時を拡散し、「○日限定!」とか「特別開催!」と宣伝することで集客を狙うことができます。
ビルの合間の場所であれば、キッチンカーでのランチ販売などはいかがでしょうか。
オフィス街に実店舗を賃貸で借りるとなるとハードルは高いですが、キッチンカーでスペースを確保すれば昼休み時間の短いビジネスパーソンを捉えることができます。
新たな食のトレンドとして最近注目されているゴーストレストランも、既存のレストランの厨房を間借りして展開していくビジネスですね。
人件費も賃料も抑えて、自由なエリアで活動できる利点があります。
最近も当社にこの軒先ビジネスでおみせを始められたお客さまからの相談が増えてまいりました。
やはりこのように始められるお客さまが多くなってきているんですね。
まとめ
このような「軒先ビジネス」あるいは「間借りビジネス」とか「ヤドカリビジネス」(上手い表現!)と呼ばれるビジネススタイルが流行しています。
すでに誰かが開いてくれたお店を、そのオーナーの時間外だけお借りする。
あなたは料理に特化すれば良い。
高い初期費用が準備できなくても、たくさんの時間と体力を費やせなくても、店舗オーナーになれるのです。
こんなビジネススタイルがあるんです!
いかがでしたでしょうか?
あなたの夢の実現に向けて、背中をちょっと押せたでしょうか?
木村容器はこのようにお店を始められたばかりのお客さまもバックアップしています。
何なりとご相談ください。