新型コロナウィルスで生活で変わったことといえば、Uber Eatsに代表されるようなデリバリーを多く頼むようになったことですね
人によっては月に数回ですが、それでも以前はほとんど注文することがなかった人にとっては、かなりのライフスタイルの変化だと思っています。
デリバリー=出前
出前といえばラーメンなのですが、デリバリーでラーメンをオーダーしたい方は多いはず!
ですから飲食店としてはデリバリーでお届けする際に麺もスープも良い状態でお届けしたいですよね
今日は麺類の使い捨ての容器の選び方を解説します。
テイクアウト・デリバリーで人気の麺類
日本では古くからうどん、そば、そうめんなどの麺類が親しまれてきました。
明治時代になると、中国のラーメン、ヨーロッパのパスタ類も流入してきました。
現代では東南アジア諸国の麵類も進出して、多彩な麺料理を楽しむことができます。
しかしながら「麺料理をテイクアウトやデリバリーでも提供したい」と思いつつも、麵料理は冷めるとおいしくない、汁がこぼれやすくクレームにつながりやすいなど、頭を悩ませておられる経営者の方も多いかもしれません。
この記事では、人気の麺類をテイクアウトやデリバリーでもおいしく提供するために検討すべき課題や、テイクアウトやデリバリー向けの容器をご紹介したいと思います。
麺類のテイクアウトレパートリーが増えた理由
従来のテイクアウトやデリバリーといえば「パーティーや記念日など、特別な時にちょっと高いものを注文してみんなで楽しむ」というイメージだったのではないでしょうか。
しかし、一年ほど前から始まった新型コロナウイルスの感染拡大により、外食を控えデリバリーやテイクアウトを利用する人が増えました。
消費者がテイクアウトやデリバリーに求めるものが「特別なイベント」から「普段の食生活」へと変化してきたのです。
飲食店のデリバリー参加
多くの飲食店は、感染拡大防止のために営業時間の短縮を求められています。
営業時間中も、店内はソーシャルディスタンスの確保を求められているため、客数も売り上げも減っているという現状があります。
こうした状況から、売上げの減少をテイクアウトやデリバリーでカバーしたいと考える飲食店が続々とデリバリー事業に参入しています。
それに伴い、提供されるメニューの幅も広がりを見せています。
デリバリーされる麺類
デリバリーされる麺の種類はどのくらいあるのでしょうか。
ラーメン、担々麺、そば、うどん、つけ麺、まぜそば、焼きそば、パスタ、フォー、トムヤムクンなど、日本で食べることができるほぼあらゆる種類の麺類がデリバリーに対応しています。
麺類のデリバリー・テイクアウトの問題
従来は店内で提供してきた麺類を、デリバリーやテイクアウトで提供するにあたり、検討しなければならない問題がいくつかあります。
具体的には以下のような問題が挙げられます。
・麺とスープを一緒にすると、デリバリーの間に麵が伸びてしまう。
・ラーメンやそばなどの汁物は、蓋があってもこぼれやすい。汁漏れを防ぐためにラップで包むなどすると、梱包に手間がかかり、コストもかさんでしまう。
・実際にお客様の口に入る前に汁物が冷めてしまう。
・麺とスープと具の容器を分けると容器代がかさむだけでなく、配達や持ち帰る際にバランスが悪くこぼれやすい。
理想の麺容器とは
上記のような問題を勘案すると浮かんでくる、麺類のデリバリー・テイクアウトの理想の容器の特徴は、以下のようになるでしょう。
・保温性が高く、料理が冷めにくいもの
・汁がこぼれにくい内外篏合蓋のもの
・油分の多いスープに対応できる耐油性のもの
・電子レンジで温められる耐熱素材のもの
・おいしくお届けするために麵とスープを別に入れられる容器
・盛り付けが簡単で、できれば容器が複数にならないもの
理想をかなえる機能
「温かいものは温かく」という要望をかなえるには、断熱・保温効果に優れた素材の容器を選ぶことが大切です。
断熱・保温が優れた容器には、発泡素材のポリスチレン(PSP)があります。
しかし普通のPSPは耐熱温度が80℃のため、熱々のスープを入れたり、電子レンジでの温め直しを想定すると耐熱温度が110℃程度の耐熱PSPが安心です。
汁漏れを防ぐためには、内篏合蓋の容器がオススメです。
内篏合蓋とは、容器の内側でフタがピタッと閉まるもので、万が一容器が傾いても汁が容器の外側に回り込むのを防ぎます。
そして麺とスープが別々に入れられる容器ですが、最近はどんぶり型の本体にスープ、その上に麺と具を盛付ける中皿のある容器が登場しました。このおかげで盛り付けの作業性が大幅にアップし、容器が一つのため持ち帰りや宅配の運搬性も向上しました。
こうした特徴を備えた容器をいくつかご紹介します。
オススメの汁もの、麺もの容器
ここからは、汁ものや麺もののデリバリー・テイクアウトにオススメの容器をご紹介いたします。
実用的な汁もの容器と、女性好みのおしゃれなパスタ容器の二種類です。
汁物容器
〇DLV麺(エフピコ)
・麺と具、スープを分けることができるため、お客様が召し上がる前に麺が伸びることを防げます。
・蓋、中皿、本体の3層構造で一つの容器となっているため、持ち帰りや宅配がしやすい容器です。
・保温性が高いPSPを使用しており、スープが冷めにくくなっております。
・汁漏れしにくい内外篏合蓋を採用しております。
・蓋、中皿、本体いずれもレンジアップ対応ですので、電子レンジによる温めが可能です。
・耐熱温度110度のマルチFP素材で、熱々のスープを入れる事ことが可能です。
女性向けおしゃれなパスタ
〇SDスタイル(中央化学)
・SDとは、中央化学独自の、耐熱性と断熱性を併せ持つ素材です。耐熱温度は130℃で、電子レンジにも対応しています。耐油性にも優れているため、ソースたっぷりのパスタを温め直す際にも安心です。
・1人用のランチョンマットに収まるサイズ設計で、食卓をおしゃれにみせます。
・SDスタイルDP22は、黒・白の2種類でスマートな食卓を演出します。
〇TPボレノ(中央化学)
・本物の食器に近い見た目とデザインで高級感を演出します。
・使い捨て容器には珍しい北欧ブルーで、白や黄色のパスタなどの盛付けが映えるデザインです。
まとめ
日本人が大好きなラーメンを始め、女性に人気のパスタその他の麺類を、テイクアウトやデリバリーで提供するには「伸びないラーメン、熱々のラーメンを食べたい」「おしゃれなテイクアウトメニューを自宅で食べたい」といったお客様のニーズをまず把握する必要があります。
そして、料理の温度や麺のコシなど、料理の質を保てる容器を選定してお客様のニーズに応えることが成功の鍵といえます。
新型コロナウイルスの収束のめどが立たない限り、外食控えの傾向はこれからも続きそうですし、それに伴いテイクアウトやデリバリーの需要も伸びることが予測されます。
これからテイクアウトやデリバリー事業に参入しようとお考えの飲食店経営者の方や、今使用しているテイクアウトやデリバリーをもっと改善したいとお考えの方は、木村容器のパッケージコンシェルジュに是非ご相談ください。
素材やデザイン、機能など、お客様のご予算やご要望に応じたものをご提案させていただきたいと思います。