丼物とは、ご飯とおかずを一つの丼鉢に盛った日本の料理形式の一つです。
大きなどんぶりから豪快に食べる丼物は、男性の食べ物というイメージが強く、女性はなかなかお店で注文しずらいという声が以前は聞かれました。
でも今では小ぶりの丼物や洋風のおしゃれな丼物もあり、ランチなどでも人気のメニューとなっています。
また、自宅で気兼ねなく大きな口を開けて食べられるからか、コロナ禍のテイクアウトやデリバリーでも人気の商品となっています。
そのため、自分のお店でも丼物のテイクアウトやデリバリーの提供を検討しておられる飲食店も多いでしょう。
このコンテンツでは、丼物の成り立ちや種類、丼物をおいしくお届けするにはどんな容器を選んだら良いのかについて取り上げます。
丼物の歴史
和食のメニューとして定着している丼物ですが、丼物の歴史はさほど古くありません。
正確に言えば、室町時代に僧が食べていた芳飯(ほうはん)は、野菜などの煮物をご飯の上にのせて食べる丼の形でした。しかし一般の民衆には広まらなかったのです。
日本に丼物が広まったのは江戸時代後半で、鰻丼の原型となる鰻飯や、天丼が登場しました。
明治になってから牛丼や他人丼、親子丼が提供されるようになります。そして大正時代に入り、カツ丼が広く知られるようになりました。
このように丼物のメニューは徐々に増え、日本に浸透していったことが分かります。
ちなみに、吉野家、すき屋などのチェーン店で気軽に食べることのできる牛丼は、1890年代に「牛めし」として東京で人気が高まり、その後全国に広がりました。
皆さんは吉野家、すき屋どちらがお好きですか?
丼物人気が高まる
比較的歴史の浅い丼物ですが、その人気は安定して高まっています。
丼物のお店と言えば、牛丼、天丼、スタミナたっぷりの丼を提供するチェーン店が思い浮かぶかもしれません。
そのようなお店は、圧倒的に男性のお客様が多く利用しています。でも、実は女性も丼物が大好きなんです。
女性はひとりで丼物のお店に入ることに抵抗感があるようですが、出前やテイクアウトで丼物を楽しむ人が増えています。
最近はガッツリコッテリな丼物以外にも多様な丼物が提供されるようになっているので、ますます女性人気が高まっています。
多様化する丼物
女性でも食べやすい丼物として、ご飯の上にハンバーグと目玉焼きをのせたハワイ発祥のロコモコがあります。
ボリュームがしっかりある上に大抵レタスやトマトなどものっていて彩りがキレイな丼になっています。
日本ではカフェランチの定番として女性たちに受け入れられてきました。
タコライスも、「丼」というイメージが無いかもしれませんが立派な「丼」です。
ご飯の上にスパイスの効いたひき肉や、トマト、レタスなどたっぷりの野菜が乗っていて栄養バランスが良いのが魅力です。
これ以外にも、地域独特の丼物もいろいろありますね。関西では油揚げとネギを卵とじにした「きつね丼」が親しまれているようです。皆さんはどんな丼物が好きですか?
最近では、テイクアウトできないメニューはないと言われるほど、なんでもお持ち帰りまたはデリバリーを利用できるようになりました。
では、丼物のテイクアウト・デリバリーではどのような容器を選んだら良いのでしょうか?
丼物のテイクアウト・デリバリー容器選ぶ際のポイント
丼物に限らず、テイクアウト・デリバリーでの容器選びで絶対に外せないのは、漏れない容器・こぼれない容器・中身が崩れない容器を選ぶということです。
中身がグチャグチャになってしまったためにお客様からのクレームが来たり、SNSで悪評を晒されるというのは避けたいものです。
こぼれない蓋の形状などがありますので、この点は容器のプロに相談することをオススメします。
そのことを踏まえた上で、さらに考えておきたいポイントをご紹介したいと思います。
ポイント①:メニューに合った容器
同じ丼物でも汁が多いか少ないか、立体的に盛るのかそれとも平たく盛るのかによって、容器の深さや形状が変わります。
例えばレタスたっぷりのタコライスを提供するにしても、高さのある盛り付けで野菜のボリューム感満載の丼にするか、平たく盛って彩を楽しむ丼にしたいのかによって選ぶ容器の形は違ってきます。要は、どんな丼物をどのように見せたいか、と言うことを前もって考えておく必要があるということです。
また、ごはんに直接具材を乗せず、食べる直前に乗せるというスタイルで提供したいなら、中皿付きの容器が必要になります。
容器を選ぶ前に、どうすれば食べる時においしく快適に食べられるかを考えておくことが重要になってきます。
温かいほうが美味しさを感じられる丼であれば、容器も温め直しができる電子レンジ対応のものが良いでしょう。
中身が油物の場合は、電子レンジで加熱することによって思った以上に温度が上がるので、耐熱温度が何度までかを忘れずにチェックしましょう。
ポイント②:ターゲットを意識した容器選び
自分のお店のターゲット層に響く容器を選ぶ必要があります。
学生や若い人など、リーズナブルな丼ものをたっぷり食べたい人がターゲットであれば、シンプルで機能重視の容器で十分です。
一方、少々値段が高くても本格的な丼物を期待する人が客層なのであれば、機能性だけでなく高級感を感じられる容器である必要があります。
女性がターゲットなら、女性目線でオシャレに見える容器がオススメです。
クラフト素材や、ドラマに出てくるような持ち手付きのかわいいランチボックスは女性に人気があります。
タコライスやロコモコなどの他、ピラフやチャーハンなどにもピッタリです。
このように、容器を選ぶ前にターゲットをはっきりさせておくことが大切です。
ポイント③:コストも重要
一般的に、容器のコストは料理の提供価格の10%以内と言われています。
デリバリーの場合は、容器の他にデリバリー代行業者支払う手数料やも計算に入れます。
出前館やUberEatsでは、手数料が料理価格の35~40%となっています。
このほか容器・カトラリー・袋などの包装材料も必要です。
容器包装は宣伝効果もあるため、どこにお金をかけたら良いのか迷うところです。
そんな時は是非木村容器のパッケージコンシェルジュにご相談ください。
まとめ
コロナ禍ではテイクアウト・デリバリーで丼物の人気が高まっているようです。
この際、普段自分一人ではなかなか注文しないような丼物にチャレンジしてみるのもおすすめです。
家で思いっきり食べられるのはうれしいですが、食べすぎには注意ですね。
木村容器では、丼物の容器をはじめカトラリーや弁当容器など様々な包装容器を扱っています。
テイクアウト・デリバリー・ケータリングに関しての知識も豊富ですので、容器選びや店舗の運営などお困りのことがありましたらお気軽に木村容器のパッケージコンシェルジュにご相談ください。