マリトッツォ-新たなスイーツブーム
フルーツサンドや台湾カステラなど、スイーツのブームは次々にやってきます。
そして2020年に引き続き、今ブームになっているのは「マリトッツォ」です。
あまり聞きなれない名前ですが、すでにコンビニエンスストアでも扱われていて人気のほどがうかがえます。
コンビニで手軽に買えるものから、ケーキのようにフルーツもサンドされたカラフルなものまで、その種類も様々です。
長く続くコロナ禍でのささやかな楽しみは美味しいものを食べること、という方は多いと思います。
このコンテンツでは、テイクアウトで楽しめるマリトッツォについて、その魅力をまとめました。
マリトッツォとは
マリトッツォはイタリア中部のラツィオ発祥のパンで、古くは中世のローマでも作られていました。
マリトッツォは小麦粉、卵、蜂蜜、バターなどで作られた甘いパンで、形はロールパンのような丸いものやコッペパンのような形もあります。
つまり本来は、「マリトッツォ=クリームを挟んであるパン」というわけではないのです。
今のようにクリームをたっぷり挟んだマリトッツォが一般的になったのは、ずいぶん後になってからのことです。
イタリアではパンに切り込みをいれてクリームをたっぷり挟み、粉砂糖をかけたマリトッツォが一般的になっています。
日本ではマリトッツォはスイーツとして認識されていますが、イタリアでは朝食に食べる人が多くいます。
バールと呼ばれるカフェでコーヒーとパンを買って朝食にするイタリア人に好まれているのです。
マリトッツォに使用されるパンはブリオッシュと決まっているわけではありませんが、インターネットで「マリトッツォ」と検索すると、マリトッツォはブリオッシュに切り込みを入れてクリームを挟んだもの、と説明しているものが多くあります。
それはもしかしたら、本来のマリトッツォというパンが、ブリオッシュに似ているからかもしれません。
他にも理由が考えられます。
同じイタリアのシチリア地方発祥の「ブリオッシュ・コン・ジェラート」という食べ物は、ブリオッシュにジェラートを挟んだもので、見た目が今人気のマリトッツォと大変似ています。
木村容器の過去のコンテンツで取り上げていますのでよろしければご覧ください。
美味しいジェラートを見分けて 健康美人になろう!をご覧ください。
ブリオッシュもマリトッツォも、少し甘くてバターが入った軽いパン、というところに共通点があります。
日本でもマリトッツォのパンにブリオッシュを使用しているお店が多いので、次にブリオッシュについても簡単に触れたいと思います。
フランス生まれのブリオッシュ
ブリオッシュは酪農が盛んなフランスのノルマンディー地方で生まれたパンです。
そのためブリオッシュは水の代わりに牛乳やとバターがたくさん入っています。
よく知られているフランスパンは小麦粉と塩で作られる素朴な味ですが、ブリオッシュは口当たりが軽く、クリームやジェラートともよく合います。
マリトッツォが流行ったのはなぜ
パンに生クリームがサンドしてあるマリトッツォは見るからにおいしそうなスイーツです。
そしてSNSで写真をアップして情報をすぐにシェアする現代の文化も相まって、マリトッツォに人気が集まっています。
マリトッツォはクリームがたっぷりですが、ベーカリーのマリトッツォは乳脂肪分の少ないクリームを使用していることが多いので、ケーキほど重たすぎないことも嬉しいポイントです。
価格も手ごろで、なんとローソンストア100でも扱っていて¥100から手に入りますし、ベーカリーでも¥500ほどと、おやつにぴったりの価格帯なのです。
また、材料がパン屋でも扱いやすく、様々なアレンジがしやすいことから、専門店や洋菓子屋だけでなく、ベーカリーやカフェなど様々なお店で発売されていることも流行を後押ししています。
マリトッツォには、生クリームだけのプレーンなマリトッツォの他、フルーツをサンドしたマリトッツォ、抹茶やストロベリー、ピスタチオなどクリームをアレンジしたものなどもあります。
また、ブリオッシュのテイストを変えているお店もあります。
カルディをはじめ冷凍のマリトッツォを販売しているお店もありますが、冷凍するとパンのしっとり感がなくなりがちなので、はじめて食べる方は冷凍ではないものがオススメです。
ちょっとしたおやつに家の冷凍庫に常備しておきたい人は、手軽な冷凍のマリトッツォもいいですね!
見た目がおしゃれなマリトッツォに合う容器
マリトッツォはコロンとしたパンの割れ目にたっぷりの生クリームが詰まっていて、今までにない見た目が新鮮です。 その見た目を生かすなら、透明のパッケージや窓付きの容器がオススメです。
写真のように、高さがありカチッと閉まる篏合蓋のドーム型容器は、パンが乾いてしまうこともなく、キレイにお持ち帰りできます。
マリトッツォの価格にもよりますが、フルーツを挟んだ豪華なマリトッツォには、ゴールドなどの色付きの容器もあります。
価格に合わせて、是非最適な容器で提供しましょう。
まとめ
たっぷりのクリームがインパクト大のマリトッツォは、ちょっとした手土産にも喜ばれそうなかわいいパンです。
日本で売られているマリトッツォもイタリアと同じく甘さ控えめで軽いクリームが使用されているので、気軽に食べられるのでオススメです。
コロナの影響でまだしばらく続きそうな自宅時間に、イタリアで昔から親しまれてきたマリトッツォスタイルをテイクアウトして素敵なカフェタイムを過ごしてみるのはいかがでしょうか?
このパンブームでパンのお取り寄せや冷凍パンもに人気が高まっています。
パンのお持ち帰り袋や冷凍パンの包装など、包装容器のことならなんでも木村容器のパッケージコンシェルジュにご相談ください。