数年前からの食パンブームと同時に、フルーツサンドがブームになっています。
フルーツサンドは、切り口にカラフルな果物が並んで見た目が美しく、ちょっと豪華で食べるのがもったいない感じもします。
そしてたっぷりのクリームがお口の中でフルーツの味と混ざりあって、食べても楽しめるものです。
そのため、スイーツ好きな若い女性を中心にリピーターが増えています。
この記事ではフルーツサンドが人気の理由と、おいしいフルーツサンドを食べるポイントをまとめています。
日本らしい!切り口が美しいフルーツサンド
切り口が美しいフルーツサンドは、食べ物の「見た目」を楽しむ日本人にとって魅力的なメニューです。
切り口の美しい料理は世界各地に、いろいろなものがあります。
例えば洋食のテリーヌや、ベトナム料理の生春巻きなどです。
とはいえ、切り口の美しい料理が多いのは圧倒的に日本食です。
昔ながらの料理では巻き寿司や、市松揚げなどが代表的ですし、数年前にブームになった「おにぎらず」もその一つです。
フルーツサンドには料理をまず目で楽しみ、それから味わうという、食に対する日本人の好みが反映されているのです。
フルーツサンドの歴史
フルーツサンド発祥の地は日本、と聞いて驚かれる方もいらっしゃるでしょう。
日本において、昔は手土産の定番といえば「果物」でした。
その中でも、今でも有名な「千疋屋」は、江戸時代に果物屋を開き、明治元年に西洋風の食事やデザートを楽しめる「果物食堂」をオープンさせます。これが今でいうところのフルーツパーラーです。
千疋屋以外にも「高野」などのフルーツパーラーでは、昔からフルーツサンドを提供していました。
当初は果物屋さんが売れ残りの商品を無駄にしないためにフルーツサンドを考案したとも、高級品で庶民になかなか手の届かない果物を親しみやすく提供するために考案したともいわれています。
今話題になっているフルーツサンドのお店も、果物屋さんが経営していることがほとんどです。
その理由は、フルーツサンドはコンポートや缶詰ではなく、新鮮な果物を使用することが基本であるからです。
果物屋さんでは、一年を通じて新鮮な果物が安定して手に入りますから、そこでフルーツサンドが生まれたのも道理です。
今人気のフルーツサンド
フルーツパーラーで提供されるようになったフルーツサンドは最近まで一定の人気を保ってきましたが、最近ではSNSなどを通じて目を引くフルーツサンドが話題となり、人気が急上昇しました。
その影響で、テイクアウトでフルーツサンドを扱うお店が増えています。
中でもオレンジやキウイ、イチジクなどを丸ごと挟んだ、よりフォトジェニックを狙ったフルーツサンドが多くなっています。
他にも、数種類の果物を細切りにして、彩りよく組み合わせたものもあります。
丸ごとタイプも細切りタイプも、その美しい切り口を見て楽しむことができます。ケーキより手軽で手で持って食べられるフルーツサンドは手土産にも最適です。
おいしいフルーツサンドを食べるには
いくらフルーツサンドの見た目がカワイイと言っても、食べておいしくなければがっかりしてしまいます。
フルーツサンドは果物がおいしいのは当たり前ですが、パンも重要です。
なぜなら果物からは水分が出るので、製造から時間がたつと、どうしてもしっとりしすぎてしまうからです。水分で湿ったパンは、かなり食感や味が落ちてしまいます。
これを避けてテイクアウトするなら、出来立てを提供しているお店に行くか、開店後の早い時間帯を狙って買いに行くことがオススメです。
また、最初からしっかりしたパンを使用しているフルーツサンドもおすすめです。ふわふわ食感のパンより水分に強いので、時間が経っても美味しくいただけるでしょう。
フルーツサンドのクリームは「生クリーム」だけではありません。
爽やかなヨーグルトクリーム、優しい酸味と塩味があるマスカルポーネチーズのクリーム、バタークリームなど様々なクリームを使用しているものがあります。
それぞれのクリームには、果物との相性があり、それぞれの果物の甘味や酸味を引き立ててくれます。自分好みのフルーツサンドを探してみましょう。
フルーツサンドの包装容器
ここからは、フルーツサンド向けの包装容器について考えてみましょう。
フルーツサンドの包装も、普通のサンドイッチと同様にフィルム式がほとんどです。
なぜなら断面が見え、陳列したときの見た目もきれいだからです。このほか、三角形窓付きのかっちりしたクラフトボックスもあります。
食べやすさを重視したものとしては、フツウニフルウツで提供しているような窓付きディッシュBAGもあります。
「ディッシュBAG」という名の通り、手で切って袋に入れた状態で食べられる便利なものです。
窓付きなので、中身を見せて陳列もできますが、立てて陳列できないという短所があります。
また、手で簡単に袋を切ることができる切り口が付いていますが、案内がないと切り口に気が付かないかもしれません。
フルーツパーラーのフルーツサンドように小さめにカットしたフルーツサンドを数個入れられるエコな紙容器もおすすめです。
切り口をきれいに見せる窓付きがあります。
まとめ
切り口が華やかで、芸術的なビジュアルのフルーツサンドは、手土産にも人気があります。
記事でご紹介した通り、フルーツサンドは時間が経つと味や食感が落ちてしまいますので、購入する時には「作り立て」を意識しましょう。
木村容器では、フルーツサンド向けのサンドイッチボックスや、フィルム式の包装容器を多数扱っております。
これからフルーツサンドのテイクアウトを始めようとお考えの飲食店経営者の方々は、是非、木村容器のパッケージコンシェルジュにご相談ください。