キッチンカーで繁盛する秘訣!?
キッチンカーで繁盛する秘訣!なんてタイトルにしてしまいましたが、控えめに「キッチンカーで繁盛する秘訣!?」にしてみました。
昼時のオフィス街で見かけるキッチンカー、以前よりたくさん見かけるようになったと思いませんか?
それもそのはず、キッチンカーと呼ばれる移動販売車の数は、特にこの10年の間に右肩上がりに増え続けているんです。
しかも新型コロナウィルスの流行により、不特定多数の人がマスクを外して食事をする飲食店を遠慮する人や、在宅勤務になった人のランチなどで、キッチンカーはますますに人気になっています。
しかしキッチンカーをよく知らない人には、キッチンカーは屋台の延長のように見えるようです。
汚い・・・不衛生・・・などと思ってしまうのでしょうか?!
それもそうかもしれません。
多くの人にとってキッチンカーは、まだまだ「非日常」なものだからです。
そこで今回は、現在キッチンカーを取り巻く環境と、その中で繁盛するための秘訣をまとめてみました。
ぜひ繁盛するための秘訣を読み取ってください!
キッチンカーが増えてきた背景
キッチンカーが増えてきた背景の一つには、長引く不景気の影響で外食よりも経済的な中食、つまりテイクアウトの市場が拡大しているということが挙げられます。
今中食市場(持ち帰って家で食べる)は凄い勢いで伸びているのです。
そのためテイクアウト営業しているお店はたくさんありますが、お店側としてはキッチンカーなら飲食店を開業するよりもかなり少ない自己資金で開店できる、毎月の高い家賃がいらない、人が来る所に場所を変えて出店できる、といったメリットがあります。
こうしたメリットに惹かれて、現在はキッチンカーを始める人が増えているのです。
キッチンカーが増えてきた背景の二つ目に、今まであまり利用価値を見出されなかった店舗前の空きスペースや、小さな駐車場スペースを収益につなげる、軒先ビジネスというものが注目されています。
土地代も高く、空いているスペースがあるのならできるだけ有効活用したい!
誰もがそう思うのです。
有効活用できたうえで、儲かれば・・・・一石二鳥です!
こうした軒先ビジネスにキッチンカーはぴったりです。
なぜならキッチンカーが来ることによる「にぎわいの創出」や「ビルに集まる人の利便性」という効果があるからです。
キッチンカーに人が集まってくると、その建物の認知度は上がり、結果としてその建物の価値が上がることにつながるわけです。
また、オフィスで長時間働く人にとって、ランチはけっこう大きな楽しみです。
しかし近隣の飲食店の数が限られていたり、あっても混雑していて結局コンビニで済ませる人もたくさんいます。
また、コロナ禍にあっては混んでいる飲食店に入ることは感染の危険を感じてしまう人も多くいます。
そんな時にビルの前で、出来立てのおいしいランチを待たずに買えたらうれしいですよね!
働く人の利便性が良ければビルの満足度が向上し、一層価値のある建物になるというメリットがあります。
こうした、今の時代ならではの事情を背景に、キッチンカーの数は増え続けているのです。
キッチンカーで繁盛するコツ
さて、お待たせしました。
期待に沿うか分かりませんが、本題です。
もしかしたらキッチンカーの数が増えて飽和状態にならないのかな、と思う方もいるかもしれません。
確かにコロナ以前と比べて、キッチンカーは増加していますが、今はまだまだキッチンカーは珍しいもの、と感じている人が多いようです。
ですからキッチンカーの数が増えても、お客様からみて魅力のあるキッチンカーは繁盛していくことでしょう。
ではキッチンカーで繁盛するにはどんな秘訣があるのでしょうか。
①どこでもあるようなメニューではなく、一点集中
キッチンカーは便利な反面、さまざまな制約もあります。
ですから飲食店と違ってキッチンカーはたくさんのメニューを提供することはできません。
しかしメニューが少ないからこそ、このお店はこれが最高!というクオリティの高い料理を追求して、お客さんに覚えてもらうことができます。
例えば、弁当というとメインが肉料理が多い中、魚のお弁当はバランスを考える女性などに人気です。
お客様の印象に残るおいしさを追求して、ぜひ〇〇の専門店になりましょう!!
②客数を増やすためにスピードアップ!
注文を取るところから、調理、盛り付け、会計、提供と何度もシミュレーションして、物の置き場所を考えます。
これはキッチンカーを買う段階で行なう必要があります。
シンクや棚の位置は変えられないので、後で後悔することになってしまいます。
実際の営業を想定しながらキッチンカーを用意しましょう!
そして容器や調理器具、清掃用具など、置き場を決めたら守るようにしましょう。
そうしないと作業台はあっという間に散らかって、時間のロスになります。
キッチンカーは狭いので、2人で作業していて、「あそこにある容器を取りたいんだけどすれ違えないから取れない」、なんて自体が発生しかねません。
そんなの時間がもったいないし、お客さんが見ても、なんだかもたついてるなあ、って感じますよね。
お客さん、意外と見ているのです。
それぞれが担当する作業を明確に決めて、なるべくぶつからないスムーズな動線を確保すれば、スピードもアップします。
また、仕込みの段階で切っておける食材や、あらかじめ盛り付けておけるものは済ませておきましょう。
たくさんのお客をさばいているキッチンカーは、前もってかなりの準備をしていることが分かります。
これは営業していくうちに発見できることも多いので、効率化できる点がないか時々見直してみる必要がありますね。
③付加価値を付けて値上げ
値上げというと及び腰になってしまう方も多いと思いますが、それに見合った価値があればお客様はお金を払うものです。
例えば○○産野菜とか、無農薬、露地栽培など、食品の付加価値はたくさんあります。
今は特に健康志向のお客様が増えているので、しっかりとこだわりポイントをアピールすれば単価を上げることは可能です。
最近は多くの方がこだわってメニューを考え、お店作りをしています。
しかし伝えなければ伝わらない!ということも覚えておきましょう!
拘ったらそれを丁寧に伝える!
これすっごく大切です!!
それと同時に、それより少し安めの価格設定のものも用意しておけば、お客様が予算に合わせて選ぶことができます。
こうして客数を増やすと同時に客単価を上げる工夫をします。
④出店場所を確保する
固定の店舗を持たないキッチンカーは、営業場所を自分で確保しなければなりません。
そうしないとお店が開けず売上もあがりません。
以前にも触れましたが、最近ではキッチンカーの出店場所を仲介するサイトや、キッチンカーを誘致したいビルオーナーとキッチンカーをマッチングさせる会社などもあるので、そうしたものを活用して出店することもできます。
またイベントやフェスなどは大きなチャンスです。
キッチンカーを出店できるところがないか、こまめにチェックします。
常連のキッチンカーも多いので、初心者は入りづらいと思うかもしれませんが、来場者の多いイベントでは売上も期待できます。
是非機会を逃さないように早めに情報を集めましょう。
イベントやフェスの情報は、WEBだけではなく同業者から得られる場合が多いので、他のキッチンカーとも顔見知りになって、意識的にコミュニケーションをとるように心がけることが大切です。
⑤仕入れと経費を抑える
商売をしている人なら、「原価率」について考えていると思います。
原価率とは、についてはテイクアウトについての記事で触れましたが、売上から材料費や人件費、水道光熱費、容器の代金などを引いたものが儲け(営業利益)となります。
当たり前ですが、食材や容器などを安く仕入れるとそれだけ儲けが増えますよね。
決まった仕入先を変えるのはちょっと面倒かもしれませんが、キッチンカーを営業するには食材だけではなく、お弁当容器や持ち帰りの袋、洗剤まで買うものはたくさんあります。
同じ商品でも違うところで見積をとってみると思いのほか安くなったということもあります。
この女性もそんなことを発見して「これはいい!」と思わず叫んでいるのかもしれません。
また食材の廃棄率が高かったり、一食分づつの量が一定しないので余分の食材を使っている、ということはないでしょうか?
例えばご飯にしても、一食10グラムづつ多かったとして100食出したら1キロ余分に使っていることになります。
「ちりも積もれば」で、こうした細かなところから見直して、適正な仕入れコストを保つようにしましょう。
木村容器では、キッチンカーで使う様々なものを取り扱っています。
ぜひ一度木村容器のパッケージコンシェルジュに相談してみてください。
数多くの商品をご紹介することができます。