環境配慮型容器
2020年7月からレジ袋の有料化が始まりました。
これを機にマイバックを購入された方は多いかもしれませんね。
このように多くの人が環境問題に目を向ける中注目されているのが、環境配慮型容器、つまりエコな容器です。
環境に優しい容器と言えば、さとうきびを原料としたバガス、モールドパック、クラフトなどの未晒しや晒で作られたランチボックなどがあります。
環境に優しいバイオマスプラについてはバイオマスプラスチック製品で地球温暖化ガス(CO2)を削減?!をご覧ください。
今回は、地球に優しい木製容器、ファルカタ ランチ ボックスについてご紹介します。
木の容器の魅力
日本人は昔から木に囲まれて暮らしてきたので、木に触れたりすると安らぎを感じる人が多いと言われています。
森林浴に行くとストレス軽減になりますが、手や足で木に触れた時にもそれと同じような効果があるのです。
特に今はプラスチックなどの無機質なものに囲まれて生活しているので、自然の温もりを感じられる木の器やカトラリーが人気なのかもしれません。
木製食器の魅力について詳しくは使ってみたい-知られざる木製食器の魅力とはをご覧ください。
でも、木の容器を作るには木を伐採しなくてはならないのでは?どこがエコなのだろう?という疑問がわきますよね。
ではまずはファルカタというものについて説明します。
ファルカタとはなんですか
ファルカタはマメ科の広葉樹で、別名バタイ、モルッカンソウ、センゴンラウトとも言われています。
主に東南アジアやソロモン諸島に生えていて、世界で流通しているファルカタはほぼ植林されたものです。
ファルカタ材の見た目は木目が強くなく、日本の桐に似て白っぽい色をしています。
そのため南洋桐と言われることもありますが、桐とは全く別の植物です。
わたしたちの身の回りでは、桐の代用品としてタンスや机などの引き出し、果物の贈答用の箱などに使用されています。
ファルカタ材は硬さはありませんがその分軽くて加工しやすいので、最近DIYなどで人気の木材です。
ファルカタのどこがエコ?
ファルカタがエコな資源と言える理由はその成長速度にあります。
ファルカタは植えてから5~7年で伐採して出荷でき、その成長速度は世界一と言われています。
ですから石油由来のプラスチックとは違い、資源の枯渇を防ぎやすくサスティナビリティの高い資源と言えます。
さらに、成長期に光合成で吸収する二酸化炭素量は通常の木の3倍と言われていて、たとえ焼却処分することになっても、発生する二酸化炭素量はプラスチックよりも抑えられますので、カーボンオフセット効果のある木材です。
また、土にかえりやすい材質なので埋めてしまえば焼却する必要もなく、たとえゴミなどが風で飛ばされても地球を汚さない、エコな資源です。
ファルカタ ランチ ボックスの5つの特徴
このようにファルカタはとてもエコな資源ですが、容器の素材としても実用性が高く評価されています。
木という素材から高級感を感じさせる、ファルカタランチボックスの5つのメリットをご紹介します。
特徴①:環境に優しい
ファルカタランチボックスはその名の通り、環境に優しい早生樹「ファルカタ」を使用した環境配慮商品です。
レジ袋有料化などにより、消費者もプラスチックゴミ問題に関心を持つようになっていますが、テイクアウトやデリバリーサービスを利用するとどうしてもプラスチックごみが増えがちです。
そのプラスチックの弁当容器は、地域によってはきれいに洗ってプラスチックゴミとして分類して捨てなければならないところもありますが、ファルカタランチボックスは燃えるごみとして簡単に捨てられる便利さもあります。
特徴②:耐熱性
いくら環境に優しいからと言って機能が足りなくては結局広く利用することができません。
その点、ファルカタランチボックスは温め直すお弁当で利用されることを想定して、耐熱性もしっかり配慮されてます。
丸型の経木わっぱに似たタイプは、電子レンジは勿論、冷凍、オーブン調理の実績もあるんです。
木製なのにオーブンも使えるとは驚きです!
温かい料理を熱々でお届けしたい場合や、「チンして温めると美味しくお召し上がりいただけます」というキャッチフレーズで売り出している商品にも、安心して利用できるというのは嬉しいことです。
ただし注意点として、中身の油分やオーブンの機種により形而変化する場合がありますので、必ずお店でテストしてから使用するようにして下さい。
特徴③:省スペース
木製のお弁当箱と言うと、昔ながらの折箱や重箱のような形を想像してしまいがちですが、ファルカタランチボックスはテーパー付きのものは重ねて保管できるようになっているので、保管スペースを少なくすることができます。
中には折り畳み式のものもあります。
スペースが限られているお店にとって包装資材の保管場所が少なくできるのは大きな利点ですね。
特徴④:直接食品が入れられる
ファルカタランチボックスは、側面はグラシン両面ラミネート、底面はフィルム両面ラミネート加工が施されているので、米粒などが付きにくく食品の直載せが可能です。
ラミネート加工によって水分にも強く、木粉・ささくれの発生を抑えます。
ですから木製でも安心して食品を盛り付けていくことができます。
ただし、底と枠のつなぎ目の一部から汁漏れはしますので、その点はご注意ください。
特徴⑤:形やサイズが選べる
ファルカタランチボックスは、丸型、楕円、四角など様々な形やサイズがあるので、お菓子や巻きずしなど、お弁当以外にも幅広い用途で利用できます。
また足を付けた底上げ仕様など、高級感が感じられるデザインの容器になっています。
さらに、表面のグラシンラミネートに印刷や箔押をするなどのオリジナル容器も作れます。
パッケージ1つで料理の雰囲気がグッと変わりますので、他のお店との差別化を図ったり、Web上での写真映えを狙う点で効果がありそうです。
まとめ
地球に優しい早生樹「ファルカタ」を使用したランチボックスは昨今注目の「エコ」というキーワードにピッタリの容器です。
木製でありながら耐冷凍・電子レンジ可など機能面も充実しているファルカタランチBOXは、他のお店とは違う雰囲気をアピールできそうです。
サイズや形のご相談など、お気軽に木村容器のパッケージコンシェルジュまでご相談ください。
お店のお料理と客層に合った包装容器をご提案させていただきます。